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フルサイズセンサーに対応、焦点距離9mmの超広角レンズ「7Artisans 9mm F5.6 ASPH」

画角132°で非魚眼設計 専用リアNDフィルターも

株式会社焦点工房は、画角132°の超広角表現を可能にする交換レンズ「七工匠 7Artisans 9mm F5.6 ASPH」を5月30日(金)に発売した。価格は10万9,000円。

対応マウントはソニーE、ニコンZ、キヤノンRF、L。いずれも35mmフルサイズのイメージセンサーに対応する。

最大132°の超広角表現

画面の周辺をゆがめて広い視野を収める魚眼レンズではなく、一般的な超広角レンズで焦点距離9mmを実現。最大画角を132°としている。「極めて広い画角ながら歪みを効果的に抑制」したとする。

レンズ構成は非球面レンズ2枚、EDレンズ2枚、高屈折レンズ3枚を含む11群16枚。

最短撮影距離は20cm。類似の焦点距離・開放F値を持つ「LAOWA 9mm F5.6 W-Dreamer」(2020年8月発売)の12cmよりは長くなるものの、被写体に近づき、遠近感を生かした構図に挑戦できる。

クリックポイント付きの絞りリングを備えている。

作例提供:株式会社焦点工房
作例提供:株式会社焦点工房
作例提供:株式会社焦点工房
  • 対応マウント:ソニーE、ニコンZ、キヤノンRF、L
  • 対応撮像画面サイズ:35mmフルサイズ
  • 焦点距離:9mm
  • レンズ構成:11群16枚(非球面レンズ2枚、EDレンズ2枚、高屈折レンズ3枚を含む)
  • フォーカス:MF(マニュアルフォーカス)
  • 絞り:F5.6-22
  • 絞り羽根:5枚
  • 最短撮影距離:0.2m
  • 外形寸法:約Φ70×82mm(マウントによって変化)
  • 質量:約467g(マウントによって変化)

専用リアNDフィルターも

この種の製品としては一般的な最前面のレンズが突出しているタイプのため、そのままではレンズ前面にレンズフィルターを取り付けることはできない。

そこでレンズ後端に取り付けて使用する、専用リアNDフィルターが用意されている。

ND64とND1000の2製品を用意。価格はいずれも3,550円。

本誌:折本幸治