写真展告知

ハナブサ・リュウ写真展「パリの肖像 1976-2016」

(ニコンサロン)

1976年、私は初めてパリを訪れました。10代から憧れていたパリにやっと来たという喜びでいっぱいでした。街並の美しさ、それにも増して、素晴らしい人々との出会いは、掛け替えのないものでした。パリの街が一層好きになり、のちに2度にわたって12年間も住むことになりました。

2015年11月13日 金曜日、パリで同時多発テロが起き、多数の人々の命が奪われ傷つきました。そして、ほぼ時を同じくして、パリに住むフランス人の年上の友人がなくなりました。この二つの不幸な出来事は、私に言葉にならないほど強い失望感を与えました。彼との記憶、そして沢山の人々との出会いの記憶が走馬灯のように蘇ってきました。

そして考えた結果、私にできることは、その素晴らしい人々に会いに行き、向き合い、肖像を撮ることでした。今までやってきたことと同じように・・・。

これらの作品は、1976年から2016年まで、パリに生きる人々の記録であり、私の「原点」と言える作品です。(ハナブサ・リュウ)

モノクロ約60点

大阪ニコンサロン 2016年12月 - 写真展 - ニコンサロン|ニコンイメージング

会場・スケジュールなど

  • ・会場:大阪ニコンサロン
  • ・住所:大阪市北区梅田2-2-2ヒルトンプラザウエスト・オフィスタワー13階
  • ・会期:2016年12月22日(木)~12月29日(木)
  • ・時間:10時30分~18時30分(最終日は15時まで)
  • ・休館:会期中無休
  • ・入場:無料

  • ・会場:銀座ニコンサロン
  • ・住所:東京都中央区銀座7-10-1STRATA GINZA(ストラータ ギンザ)1・2階
  • ・会期:2017年1月18日(水)~1月31日(火)
  • ・時間:10時30分~18時30分(最終日は15時まで)
  • ・休館:会期中無休
  • ・入場:無料

トークショー

・日時:2017年1月18日(水)18時30分~20分
・場所:銀座ニコンサロン

作者プロフィール

1949年大阪府生まれ。70年、銀座ニコンサロンでの写真展「もうひとつなにか」でデビュー。78年から4年間、91年から8年間パリに滞在。東京とパリを中心に活動し、アーティストの肖像、ファッションや料理、ホテルや建築、芸術作品など、ヨーロッパ文化の真髄をテーマにしている。日本写真家協会会員。ニッコールクラブ顧問。

写真展に80年「パリに生きる女たちの肖像」(銀座ニコンサロン)、01年「BAROQUE」(新宿ニコンサロン)、07年「美の王国」(銀座ニコンサロン、大阪ニコンサロン)、15年「身体作品」(銀座ニコンサロン、大阪ニコンサロン)など多数がある。写真集に『フェミニテ パリの女たちの肖像 1979-1983』(思索社)、『プレザンス』(七賢出版)、『BACK』、『PARIS PARIS』(以上、新潮社)ほか多数がある。共著に『ルーヴル美術館』『パリ オルセー美術館』(平凡社)など、著作に『美しいヌードを撮る!』(平凡社)がある。