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コダック、世界初の4K対応360度アクションカメラ

2台を組み合わせて全天球撮影も

マスプロ電工は、JK Imagingのアクションカメラ「Kodak PIXPRO SP360 4K」を11月下旬に発売する。価格はオープンプライス。直販価格は税別5万9,500円。

4Kで360度撮影可能なアクションカメラとしては、世界初というモデル。水平方向360度、垂直方向235度を1つのレンズで撮影できる。撮影範囲が最大となるGLOBALモードでは、解像度が2,880×2,880ピクセルと約800万画素になることから4K画質としている。

撮影範囲
様々な撮影モードを備える
操作ボタン

2014年11月に発売した従来モデル「Kodak PIXPRO SP360」の上位モデルに当たる。

撮像素子は1/2.3型の有効1,240万画素裏面照射型CMOSセンサー。レンズは単焦点タイプで、35mm判換算での焦点距離8.2mm F2.8。最短撮影距離は50cm。

JPEGの他、MP4形式の動画を撮影可能。タイムラプス撮影にも対応する。

2mからの耐落下性能、-10度の耐寒性能、IP65の防塵防滴性能を備える。

防水ケースなども用意する

別売のダブルベースマウント(2015年1月下旬発売)に2台装着することで、全天球撮影ができる。画像の合成は同社が提供する専用アプリで行える。

ダブルベースマウントでの使用例

記録メディアはmicroSDXC/SDHC/SDカード。電源はリチウムイオン充電池。静止画の撮影可能枚数は約160枚。録画可能時間は約55分。

外形寸法は48×50×52.5mm。本体のみの重量は約102g。

バッテリーをプレゼントするキャンペーンも実施する

コダックは老舗のカメラ、フィルムメーカーだったが、2012年に経営破綻した。2013年からはJK Imagingがコダックの商標を使用してデジタルカメラを生産しており、マイクロフォーサーズ機「PIXPRO S-1」も手がける。マスプロ電工は、2014年からJK Imagingのコダックブランドデジタルカメラの国内総代理店を務める。

なお今回、PIXPRO S-1(2014年11月発売)の後継機を含むレンズ交換式デジタルカメラや交換レンズの発表はなかった。

(本誌:武石修)