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全天球ボール型カメラ「Panono」の撮影イベントが開催
滋賀県の高校ブラスバンド部が日本初の被写体に
Reported by 小山安博(2014/4/4 14:16)
独Panono(パノノ)がクラウドファンディングで資金を集め、開発を進めていた全天球ボール型カメラ「Panono」が今年9月に発売される。9万ドルの資金調達を目指していたが、今年1月にこれを達成し、正式な発売にこぎつけた。今回、開発中のプロトタイプを使った撮影会が滋賀県で行なわれた。
Panonoは、球形のボディに36個のカメラを内蔵し、全天球の画像を撮影できる。撮影結果はRICOH THETAと同様だが、頭上に放り投げてそこで撮影することで、上空から見下ろすような写真が撮影可能。36個のカメラから得られた画像を合成することで、1億8,000万画素という高画素の画像が生成される。
ボールを投げると、加速度センサーで最高到達点に達する時間を計測し、その最高点で撮影するという。一定時間後に撮影することもでき、手に持って掲げた状態や、三脚に装着して撮影する、といったことも可能。スマートフォンアプリからリモートでシャッターを切ることもできる。
製品版では、無線LAN、Bluetooth、USB端子を内蔵しており、撮影した画像は、iOS/Androidアプリに転送できる。同社のWebサイトにアップロードすることで、360度の全天球画像をWebブラウザで閲覧することも可能だ。
発売は9月で、599ドルの予定。現在は先行予約を開始しており、先行予約特典として549ドルで購入できる。日本への発送にも対応しているが、現時点での国内発送するためにはメールで予約を行わなければならない。今後、Webサイトで購入できるようにしていく、という。