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ロモグラフィー、ペッツバール型レンズを一眼レフ用に復刻。出資者を募集中

 ロモジャパンは、クラウドファンディング企画の第2弾として「Lomography Portrait Petzval Lens」の出資募集を開始した。目標金額は100万円。期間は8月26日まで。発送は2014年2月を目安としている。

Lomography Portrait Petzval Lens

 19世紀に誕生したペッツバール型レンズのように、中央がシャープで、背景に渦巻きボケが生じる点を特徴とするレンズ。鏡筒は真鍮製で、外観デザインも当時のイメージを踏襲している。キヤノンEFマウントおよびニコンFマウント用をラインナップする。

キヤノンEF用、ニコンF用をラインナップする
左が19世紀のペッツバール型レンズ、右がLomography Portrait Petzval Lens

 支援額は500円〜20万円。支援額3万円以上でレンズを入手できる。5万円の支援ではブラックカラーの限定モデルを入手可能。発売後の本体価格は、499ドル/499ユーロの予定としている。

ブラックカラーの限定モデル

 レンズ構成は3群4枚。絞りは板を差し込むウォーターハウス式を採用し、F16までの6段階。焦点距離は85mm、開放F値はF2.2。最短撮影距離は1m。フォーカスはギア式。

絞りは差し込み式

 設計と製造はロシアのZenit社。ロモグラフィーは直販サイトでゼニットのカメラやレンズも扱っている。

 外形寸法は120×85×80mm、重量は500g。数値はプロトタイプを元にした予定値。

 ペッツバール型レンズは1840年に誕生。それまで露光に10分かかっていた従来の仕組みに対し、20倍の明るさを実現したという。

(本誌:鈴木誠)