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ロモグラフィー初のフルサイズミラーレス用レンズ「Petzval 55mm f/1.7 MK II」
3タイプの鏡筒素材 一般的な虹彩絞りを採用
2019年5月24日 15:55
株式会社ロモジャパンは、フルサイズミラーレスカメラ用の交換レンズ「Petzval 55mm f/1.7 MK II Bokeh Control Art Lens」を5月23日に発売した。
直販サイトで予約注文を受けつけ中。8月から9月にかけて発送される。
19世紀に誕生したペッツバール型レンズの描写を目指したレンズシリーズの最新モデル。これまでキヤノンEF用とニコンF用それぞれに85mmと58mmが発売されていた。
今回の55mmでは、ロモグラフィーとして初めてフルサイズミラーレスカメラ用に設計。キヤノンRF、ソニーE、ニコンZの3マウントそれぞれの製品をリリースする。
基本的なコンセプトはこれまでと同じ。渦を巻くような背景のボケと、レトロなデザインの金属鏡筒を特徴とする。フォーカスはマニュアルのみだ。
ただし絞り機構が刷新されている。ロモグラフィーのペッツバールといえば、穴の大きさの違う絞りプレートを差し替えることで光量が変化する「ウォーターハウス式」の絞り機構で知られる。
ところが新レンズでは、ウォーターハウス式に加えて、一般的な虹彩絞りが採用された。絞り調整リングを回転させることでF1.7〜F22までの調節が可能だ。絞り羽根の枚数は8。
これまで通りウォーターハウス式の絞り機構も備えており、虹彩絞りと併用できる。星型やハート型など、ボケの形を変えられる絞りプレートが5枚付属する。
また、新たにボケ量を調整するリングを鏡筒に備えた。ボケレベル1からボケレベル7まで可変する。
ラインナップはアルミニウムブラック、真鍮ゴールド、真鍮ブラック。アルミニウムブラックはマットなアノダイズ仕上げ、真鍮ゴールドはサテン仕上げ、真鍮ブラックはペイント仕上げと、それぞれで違いがある。また真鍮エディションの絞り調整リングにのみ、操作ノブが付いている。
主な仕様
焦点距離
55mm
開放F値
F1.7
レンズ構成
3群4枚
最短撮影距離
0.6m
フィルター径
67mm
電子接点
なし
直販サイトでの価格および発送時期
(いずれも税込での表記)
アルミニウムブラック
4万4,800円 2019年8月発送予定
真鍮ブラック
5万9,800円 2019年9月発送予定
真鍮ゴールド
5万2,800円 2019年9月発送予定