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あのHolgaがデジタルカメラに?

クラウドファンディングで目標金額を達成

中国のカメラブランドとして知られるホルガは、デジタルカメラ「Holga Digital」のクラウドファンディングを8月31日に開始した。本稿執筆時点では、880人から約9万8,000ドルの支援金が集まっており、すでに当初目標の5万ドルを突破している。

現在は75ドルの支援で1台のHolga Digitalを手に入れることができる。95ドルでレザーストラップが付属し、265ドルでクリップオンストロボやレンズアダプターなどが付属する。740ドル支払うと10台のHolga Digitalを入手可能だ。

ホルガは、チープな作りと味のある描写が一部で人気のカメラブランド。カメラボディや交換レンズはプラスチック製で、撮影した写真の四隅にはケラレが生じる。これまでホルガではデジタルカメラをラインナップしていなかったが、今回のクラウドファンディングによって、初のデジタル化が期待されている。

Holga Digitalは2014年に構想が生まれ、2015年1月には3Dプリンタによるプロトタイピングを行ない、5月には機構や外装デザインが決定していた。

イメージセンサーの画素数は約800万画素、外形寸法は92×73×56mm。重量は110g。

ホルガの持ち味である周辺光量落ちや極端な色合いを再現するとともに、アスペクト比を4:3と1:1のどちらかから選べるようにすることがアナウンスされている。また、ホットシューを備え、Wi-fi内蔵SDカードに対応することを示唆するイメージが示されている。

本プロジェクトの期限は10月16日。今後の予定としては、10月にプリプロダクションに入り、11月に製造を開始、12月の出荷を目指すとしている。

使い方
作例

(関根慎一)