福島博子写真展「とある日の……」(オリンパスギャラリー東京)



東京といえば若者のあこがれの街という感じがするが、私にとっての東京は、やはり、上野駅のイメージ。

上野は東京の玄関口。そこから、北千住、浅草と路線がのびてきて、いわゆる下町の風景があちこちに見えてくる。

ここ数年この下町を取材している。今、テレビではスカイツリーがもてはやされているけれども、それが見える場所というのは、下町が多い。工事中のスカイツリーも何度か見ることができた。地元の人たちも楽しみにしていた、が、私にとっては、今の下町の風景の方が好きだ。人情というけれども、人と人との距離感が少なければ少ない程、お互いを身近な存在として感ずることができる。町を歩く人だって、私にとっては、とても身近に思えた。

そんな出会いを、一期一会のつもりで取材している。

(写真展情報より)


  • 名称:福島博子写真展「とある日の……」
  • 会場:オリンパスギャラリー東京(オリンパスプラザ東京内)
  • 住所:東京都千代田区神田小川町1-3-1 NBF小川町ビル1F・2F
  • 会期:2012年10月18日〜2012年10月24日
  • 時間:10時〜18時(最終日15時まで)
  • 休館:日曜・祝日

(本誌:折本幸治)

2012/10/4 00:00