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ソニー、熊本センサー工場のウェーハ工程を5月17日より順次稼働

熊本テクノロジーセンター(現在の様子ではありません)

ソニー株式会社は5月13日、熊本地震で被災したイメージセンサー工場について、ウェーハ工程の生産再開を5月17日より順次稼働を開始すると発表した。

発表の対象となっているソニーセミコンダクタマニュファクチャリング株式会社熊本テクノロジーセンターは、デジタルカメラや監視カメラ向けのイメージセンサーを生産する基幹工場。熊本地震の発生により、稼働停止が4月18日に発表されていた。

その後4月28日には、低層階のウェーハ工程を設置したクリーンルームと生産装置を、5月をめどに生産を再開すると発表。今回はそのうち低層階のウェーハ行程について、より具体的に、5月17日より順次稼働を開始することが告知された。

また、高層階で行われていた後行程の一部である測定行程については、5月9日より段階的に稼働を再開。組立行程などについては、5月17日から順次稼働を開始するという。

熊本地震による連結業績への影響は、モバイル・コミュニケーション分野、ゲーム&ネットワークサービス分野、ホームエンタテインメント&サウンド分野では軽微。デバイス分野、イメージング・プロダクツ&ソリューション分野については「引き続き精査中」としている。

(本誌:折本幸治)