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マップカメラ企画のライカM用レンズ「REIROAL M35mm F1.4」

MS-Opticsと共同製作 プラチナメッキで100本限定

シュッピンは、Map CameraとMS-Opticsの共同で企画製作したライカMマウント用レンズ「REIROAL M35mm F1.4 MC プラチナクローム(玲瓏)」を11月初旬に発売する。価格は税込14万3,800円。

2014年にマップカメラ20周年企画として発売した「ライカM(Typ240)Map Camera」で使えるレンズとして企画。同社初のオリジナルレンズとして、汎用性のあるライカMマウント互換を選んだ。

ライカM-P(Typ240)装着例

製作は、“ライカMマウントに強い工房”としてMS-Opticsに打診。宮ア貞安氏からの提案で、ライカのズミルックス35mm F1.4 1stモデルの構造をベースにすることが決まり、ライカレンズ同様に銘玉と呼ばれるようにとの願いから「35mm F1.4」というスペックを決めた。

開放では特徴的なボケやフレアといった“人間味”が見られ、1〜2段絞るとシャープで性格が変わったようになるという。ベースにしたズミルックス35mmほどは暴れない上品な写りをポイントにした。

企画から最終決定までは約1年。デザインや塗装に試行錯誤があり、ローレットやピントレバーの形状もこだわったポイントとしている。塗装はニッケルを検討したが、高級感と珍しさからプラチナメッキを選んだ。

レンズ構成は4群6枚のガウスタイプで、5群7枚のズミルックス35mm F1.4 1stより1枚少ない。8面マルチコート。絞り羽根は12枚(円形絞り)。

レンズ構成図

最短撮影距離は0.85m。距離計連動外であれば0.5mまで寄れる。

フィルター径は39mm、ネジピッチ0.5mmの逆ねじ込み式。

レンズの長さは23mm(マウント面から)。重量は90g(フード、キャップ装着時110g)。アルミ鏡筒。宮ア氏のレンズではお馴染みとなっている、手書きの説明書が付属する。

レンズ名のREIROAL(レイロール)は、シュッピン社内で公募された約20案から決定。宮沢賢治の青森晩夏の一説に登場する「玲瓏(れいろう)レンズ」という言葉から考えたという。

MS-Opticsは、2015年2月の株式会社化に伴い、1996年に起業したMS-OPTICALから社名変更した。MS-OPTICALは既存レンズのマウント改造にはじまり、ライカ/ニコンS両対応の「MS-MODE-S 50mm F1.3」、ペンタックスQ用の「SONNETAR 25mm F1.1」、ライカMマウント用の薄型レンズ「PERAR」など8種類のオリジナルレンズを制作している。