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第18回世界の中古カメラフェアが開催中

350万円の「ズノー盛り合わせ」など並ぶ

「第18回 世界の中古カメラフェア」は6月2日(火)まで東京 渋谷・東急百貨店 東横店 西館8階催物場にて開催されている。時間は10時〜9時(最終日は6時まで)

東急百貨店 東横店 西館8階催物場において、5月28日(木)から6月2日(火)まで「第18回 世界の中古カメラフェア」が開催されている。ここでは初日の様子をお伝えするとともに、筆者が会場で出会った魅力あるカメラ、交換レンズなどを紹介したい。

この中古カメラフェアは、I.C.S.(Imported Camera Society=輸入カメラ協会)が主催する中古のカメラや交換レンズなどの即売会。加盟する17のカメラショップのうち14のショップが出店している。

I.C.S.では、年3回このような中古カメラフェアを開催するが、今回は2月の銀座松屋に続き今年2回目。催事名に“第18回”とあるのは、東急百貨店東横店でこれまで開催された回数である。

貴重なズノー5cmF1.1が4本、同じく3.5cmF1.7が1本の贅沢な“盛り合わせ”セット。バラ売りもしてくれるという。チープなカゴが何とも。(フォトベルゼ)

初日午前中の様子をI.C.S.代表である秀光の高井氏に伺ってみたところ、開口一番「驚いている」とのこと。この発言は昨年にくらべ130%以上の入場者数を記録したことによる。

「景気が上向いているほかに、デジタルカメラに飽きた人などフィルムがそれなりに見直されているからではないか」と高井氏は分析する。さらに「渋谷という場所柄もあるが、例年以上に若い人が多い気がする。フィルムに関しては生産終了や値上げなど暗い話もあるなか、若い人がフィルムカメラを買ってくれることはカメラショップとしても今後に繋がるのでありがたい」と語る。

円安の影響もあり中国や韓国、欧米などのカメラ愛好家やバイヤーの姿も多数見受けられる。実際、これほどの数の中古カメラ、交換レンズが一同に集まる即売会は日本以外ではほとんどなく、国際的にも注目されているそうだ。

こちらも貴重なプロミナー35mm F2.8。コーワがつくった数少ないLマウントレンズのひとつで、極少数しか市場に出回らなかった。(フォトベルゼ)

この記事を読んで気になるのが、開催期間後半の品揃えだろう。5月30日の土曜日は、サタデーサービスと銘打って各カメラショップにて特別奉仕品や掘り出し物を多数用意する予定。また、6月1日の月曜日と2日の火曜日は、同じく各カメラショップにて理由あり品を特別価格で提供する予定となっている。

「ショップによっては通常商品を追加することもあるので、ぜひ期待して足を運んで欲しい」と高井氏はいう。なお、今回は買い取りコーナーも開設しているので、不要なカメラ、交換レンズがあったら持っていくのもよいだろう。

中古カメラフェアの開場時間は10時〜21時(最終日は18時閉場)。この週末、渋谷での夕食がてらフェア会場に立ち寄ってみるのもよさそうである。

【注意】掲載した商品は、取材時のものです。すでに完売や予約済みになっている場合があることをご承知置きください。

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すごく珍しいわけではないが、お目にかかることの少ないLマウントのキヤノン50mm F1.5。開放での柔らかいボケ味を楽しみたい。フードが付属。(カメラのアルプス堂)
1957年に目黒光学が製造したレンジファインダー機。付属するニッコール50mm F2は、通称“黒帯”と呼ばれ、このカメラの純正レンズ。(カメラのアルプス堂)
テッサータイプの光学系を持つハッセルブラッドVシリーズ用の中望遠レンズ。CBシリーズは比較的廉価なことで発売当時人気を博した。(千曲商会)
ローライ6000シリーズ用のシュナイダー製クルタゴン60mm F3.5。同シリーズにはカールツァイス、シュナイダー、ローライの各ブランドの純正レンズが用意されていた。(千曲商会)
Mヘキサノン50mm F1.2とセットで2001台販売されたヘキサーRF2001リミテッドエディションモデル 。ボディとレンズは同じシリアルが記される。(アカサカカメラ)
名称をトプコールに統一する前の東京光学のLマウントレンズ。プライスタグには50mmと書かれているが、実際の表記は5cmとしている。(アカサカカメラ)
旧東ドイツ製の高級一眼レフ。1968年から72年までに4000台余りがつくられた。パンカラー55mm F1.4は描写に定評のあるレンズ。マウントはM42。(早田カメラ)
Kマウントのソリゴール100mm F2。海外の商社にソリゴールブランドが移った後のレンズで、一説によるとトキナー製と言われている。(早田カメラ)
ソニーNEX-7をベースにハッセルブラッドがモディファイしたLunar。人と違ったデジタルカメラを持ちたいカメラ愛好家は要チェック。(ナショナル・フォート)
ハッセルブラッドのロゴも誇らしげなStellar。こちらは1インチセンサーを積むソニー サイバーショットRX100をベースとしている。(ナショナル・フォート)
比較的タマ数が少なく、中古でお目にかかることの少ないディスタゴンCFE40mm F4。フローティング機構を搭載する。(秀光)
大口径のLマウント中望遠レンズ、キヤノン85mm F1.5。ミラーレスに装着し、開放絞りで撮ってみたいレンズだ。ファインダー、フードが付属。(秀光)
デジタルライカの入門用としていかがだろうか。ブラックペイント仕上げなので、使い込むほど愛着ある雰囲気を醸し出す。(富士越写真機店)
買おうと思うと、なかなか状態のよいものに出会えないレンズのひとつ。本レンズはクリーニング済みで、外観も美品クラスの貴重な1本。(富士越写真機店)
意欲的なレンズが多数ライナップされていたOM用ズイコー。本レンズもその1本である。元箱をはじめとする付属品一式が揃っている。(新橋イチカメラ)
コンパクトな円周魚眼レンズだ。フィルターを内蔵し、深い被写界深度から固定焦点としている。スーパースペクトラコーティングを採用。(新橋イチカメラ)
Lマウントのフーゴ・マイヤー。おそらくは比較的初期のバルナック型ライカ用としてつくられたレンズのようである。距離計非連動。(ムサシ商会)
こちらもフーゴ・マイヤー。Fマウントに改造されているため、最新の二コンデジタル一眼レフでも楽しめる。(ムサシ商会)
アサヒペンタックスK とともに1958年に登場。当時の旭光学では、魚眼レンズを除きもっとも広い画角のレンズだった。(三共カメラ)
珍しいLマウントのズイコーレンズ。1950年前後に輸出をメインとして少量製造された。専用のファインダーが付属する。(三共カメラ)