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LYTRO ILLUMが「フォーカススプレッド」に対応

“被写体F16・背景F1”など表現可能に

 Lytroは12月11日、デジタルカメラ「LYTRO ILLUM」同梱のソフト「Lytro Desktop」の最新版となる4.1を公開した。

 新たに、被写体の撮影距離別に絞り値を任意に設定して被写界深度をコントロールできる「フォーカススプレッド」と呼ばれる機能を追加した。

 LYTRO ILLUMは撮影後にピント位置を変更できるが、Lytro Desktopで例えばF16に設定すると画面全体にピントが合う状態になっていた。

 今回のアップデートでは、F16に設定して手前の複数の人物にピントを合わせることができる一方、最も後ろの背景をF1など明るい絞り値に設定することで、背景のみをぼかすことが可能になった。

 各絞り値を適用する範囲は、Lytro Desktopのスライダーで調整可能となっている。

 また、ヒストグラム表示、スポイトによるホワイトバランス設定、彩度スライダー、シャープネスコントローラー、ビデオ/アニメのFacebook共有機能、XRAWファイルのエクスポート、プレビューサムネイルへのリアルタイムの反映といった機能も追加された。

 LYTRO ILLUMは、撮影後にピント位置が変更できるデジタルカメラ。35mm判換算30-250mm相当のズームレンズを搭載する。発売は12月12日。直販サイトでの価格は税別19万8,000円。

(本誌:武石修)