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【CP+】UHS-II対応SDカードやTransferJet内蔵SDカードのデモが実施
CFast 2.0カードの参考展示も
Reported by 本誌:鈴木誠(2014/2/15 18:17)
SDアソシエーションとCFA(CompactFlash Association)のブースには、SDカードの高速バス規格UHS-IIや、CFast 2.0に関するデモおよび参考展示があった。TransferJet内蔵SDカードのデモも行なわれていた。
UHS-IIは、SDカード裏側のピンに2列目を加え、UHS-Iの約3倍という最大バス速度312Mbpsを定義する規格。
CFast 2.0は、SATA-3を採用し、理論値は最大600MB/秒。高性能なCFの4倍の処理能力に値するという。CFとはインターフェースの形状などが異なり、従来のCFスロットでCFast 2.0メモリーカードは使用できない。
レキサー
2月12日に発表した「プロフェッショナル ワークフロリーダーソリューション」をSDAブースに展示していた。最大4つの専用カードリーダーを組み合わせて使用する製品で、同時にファイル転送が可能という。
TransferJetコンソーシアム
SDAとのコラボレーションで出展。TransferJet搭載のSDメモリーカード(試作機。2014年前半発売予定)を、TransferJet対応USBアダプター(2013年末に発売済み)とともにデモしていた。
TransferJetは、近距離で非接触の高速無線転送を行なえる規格。現在コンシューマー向けに製品化されているものは“第1世代”と呼ばれており、数cmの距離で560Mbpsの速度が出る。ブース担当者によると、医療や産業といった高い要求の分野向けに2Gbpsの第2世代を開発中で、第3世代では10〜20Gbpsの実現も目指すという。
第3世代では、ユーザーが「タッチ」の動作として待てる時間と言われている0.1〜0.3秒の間に、数十MBのデータ転送が行なえるようなイメージを目指しているそうだ。次世代開発のためにも、まずはTransferJetを使ってもらうべく、コンシューマーエレクトロニクスの分野からの展開を考えているのだという。
デジタルカメラ関連では、ソニーが2010年からTransferJet搭載メモリースティックに対応したカメラをコンパクト機を中心にいくつか発売している。