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EcoFlow、重量5kgを切る286Whのポータブル電源「RIVER 3」

EcoFlow Technology Japan株式会社は、車中泊やキャンプ向けに、軽量・小型を特徴としたポータブル電源「RIVER」シリーズとして、「RIVER 3 Plus」を11月20日(水)に発売した。価格は3万9,800円。

なお、専用の拡張バッテリー「EB290」(286Wh)を追加した「RIVER 3 Max」(6万9,700円)、「EB580」(572Wh)を追加した「RIVER 3 Max Plus」(9万9,700円)も用意。

発送は、「RIVER 3 Plus」と「RIVER 3 Max」は12月下旬、「RIVER 3 Max Plus」は2025年1月下旬を予定している。

基本となるRIVER 3 Plusは、窒化ガリウムのX-GaNPower技術やリン酸鉄リチウム(LiFePO4)のバッテリーセルを採用した、容量286Whのポータブル電源。

定格出力は最大600W。使用時間の目安は、40WのNASサーバーが5.2時間、60Wの小型車用冷蔵庫が3.9時間、100Wの家庭用ゲーム機が2.2時間となっている。また、一時的に出力を上げるX-Boost機能を利用することで、小型電気ケトル(900W)も20分利用できる。

さらに、無停電電源装置(UPS)としても機能。停電時は、10ms以内に電力を切替え、600WのPCで約21分の使用が可能。

ACのほか、ソーラーパネル、シガーソケット、ガソリン発電機による充電に対応。満充電までの時間、AC・ガソリン発電機を使用した場合が1時間、ソーラーパネルは220W入力で1.5時間。拡張バッテリーにもUSB Type-Cポートを備えており、140Wの給電も可能となっている。

3,000回の充放電後でも、初期容量80%を維持。約10年の利用が可能という。

本体は、IP54準拠。防塵・防水・耐火性を有し、地上1mから落下しても損傷しない耐衝撃設計となっている。

出力は、USB Type-C×1、USB Type-A×2、AC×3、DC×1。LEDライトを搭載し、照明としても利用できる。

48cmの近距離でも稼働音は30dB以下と、昼夜問わず利用できるとする。

専用のスマートフォンアプリでは、充電状況やバッテリーの健康状態をモニタリングできるほか、タイマー充電や省エネモード設定などが可能。

RIVER 3 Plus
RIVER 3 Max(RIVER 3 Plus+拡張バッテリーEB290)
RIVER 3 Max Plus(RIVER 3 Plus+拡張バッテリーEB580)
  • 容量:286Wh
  • 出力:USB Type-C×1、USB Type-A×2、AC×3(3口合計600W、サージ1,200W)、DC×1
  • AC入力:最大380W(満充電まで60分)
  • ソーラー入力:最大220W
  • バッテリー:リン酸鉄リチウムイオン
  • 接続:Wi-Fi、Bluetooth
  • 外形寸法:234×232×146mm
  • 重量:約4.7kg
  • 同梱:AC充電ケーブル、シガーソケット充電ケーブル、USB-B to USB-A UPSケーブルなど
飯塚直

パソコン誌&カメラ誌を中心に編集者として活動後、2008年からフリーに転向したフリーランスエディター。商業の大判プリンターから家庭用のインクジェット複合機、スキャナー、デジタルカメラなどのイメージング機器が得意。現在、1児の父。子供を撮影する望遠レンズと、高倍率コンパクトデジタルカメラの可能性を探っている。