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【CP+】ソニー、会期初日に発表した「α6000」を出品

「FE 70-200mm F4 G」の実機展示も

 CP+2014のソニーブースでは、会期初日に発表したAPS-C Eマウント機「α6000」が展示されていた。

 α6000は、APS-Cサイズ相当の有効2,430万画素CMOSセンサーを搭載するEマウント対応カメラ。像面位相差AFにも対応する。ソニーでは、APS-Cセンサー搭載のレンズ交換式デジタルカメラで、世界最速のAFとしている。3月14日に発売。

 タッチ&トライコーナーでは、α6000の実機を手に取ることができた。外装はプラスチックながら、金属にも見えるエッジの効いたもの。高速AFの他に、有機EL式のEVFの品質を確かめる来場者が多いという。

α6000
EVFは有機EL式の約144万ドット
ホットシュー(MIシュー)に加え、ストロボも内蔵する

 その横には2月7日発売のα5000も。APS-Cセンサー搭載のレンズ交換式デジタルカメラで世界最軽量を謳う。それでいて、3型46万ドットのチルト式液晶モニター、内蔵ストロボ、NFCアンテナなどを装備。

α5000
レンズの直上にポップアップ式のストロボを内蔵する

 発売以来、人気が続くα7Rとα7については、ブース中央に複数台の実働機が出品。多くの来場者が手に取っていた。いずれも発売済みの3本のカールツァイスZAレンズが装着されている。

Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS
Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA
Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA

 また、タッチ&トライコーナーには、発売前の交換レンズ「FE 70-200mm F4 G OSS」の姿が見られた。

 製品単体で見ると大きく見えるが、手に取るとズーム全域F4の製品としては意外なほど小柄。フォーカスホールドボタン、フォーカスレンジリミッターなど、望遠Gレンズらしい装備もしっかり据え付けられている。

 発売は2014年3月。

FE 70-200mm F4 G OSS

 会期初日に発表された製品としては、カメラバッグの「LCS-ASB1」もお披露目されている。

 スリングタイプのカメラバッグ。開口部は止水ファスナーでワイドオープン仕様。左肩、右肩の両方で担げる。

 発売は4月25日。

LCS-ASB1。スリングタイプのカメラバッグ
止水ジッパーを採用する
内部のインナーバッグは取り外せる

 レンズケースの「LCS-BBXL」も会期初日に発表された新製品。レンズスタイルカメラ「サイバーショットDSC-QX100」用のソフトキャリングケース「LCS-BBL」を、交換レンズ用に大型化したものだ。

表面はさらりとした撥水加工仕上げで、開口部のジッパーを閉じると、継ぎ目がなくなる仕上げ。

 35mmフルサイズ用ならSonnar T* FE 55mm F1.8 ZAなどが収納可能という。

 発売は3月14日。

LCS-BBXL。手前の2つは緩衝クッションで製品に付属する
閉めると継ぎ目がなくなる開口部のジッパー

 製品展示以外では、4Kディスプレイによるフォトギャラリーが常に多くの人でにぎわっている。ギャラリー内で表示される作品に、足を止めて見入る来場者の姿が見られた。

白を基調としたソニーブース
EマウントとAマウント、双方を並べたα製品群の展示
モデル撮影コーナーでは、α7シリーズやサイバーショットRXシリーズなどでの撮影が体験できる
4Kフォトギャラリー。暗い室内に浮かび上がる写真が美しい
部材の展示も。左は撮像素子のサイズ比較。右は35mmフルサイズセンサー用ウエハー
左から、サイバーショットDSC-RX10で採用されているダイレクトドライブSSM、αのボディ内手ブレ補正機構、AマウントレンズのリングドライブSSM

(本誌:折本幸治)