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パナソニック、4K動画に対応した「LUMIX DMC-GH4」を開発発表

連写性能や高感度性能も向上

 パナソニックは、マイクロフォーサーズカメラ「LUMIX DMC-GH4」を開発したと発表した。春に発売する。価格は未定。2月13日から開催されるイベント「CP+2014」に展示する。

 2012年12月に発売した「LUMIX DMC-GH3」の後継モデルと見られる。2014 International CESで同社が「4K Digital Single Lens Mirrorless Camera」として参考展示していた。新開発の撮像素子と画像処理エンジンを採用して高画質化を図ったほか、動画機能を強化した。

 新たに、デジタルカメラとしては珍しい4K動画の撮影に対応した。記録解像度は3,840×2,160ピクセル(23.98/24/25/29.97p)および4,096×2,160ピクセル(24p)で、フォーマットはMOVまたはMP4。カラーサンプリングはYUV 4:2:2/10bitに対応する。またフルHD動画はMOV、MP4、AVCHD Progressive、AVCHDで記録できる。フォーカスピーキングとゼブラパターンにも新対応した。

 撮像素子は新開発の有効1,605万画素 4/3型 Live MOSセンサー。画素数は従来機と同じだが、新開発の画像処理エンジン「ヴィーナスエンジン」と合わせて高画質化を図った。最高感度は従来機のISO12800からISO25600になった(いずれも拡張時)。

 ボディはDMC-GH3を踏襲したデザインだが、モードダイヤルにロック機構を追加したほか、グリップ形状を見直し、EVFのアイカップも大型化した。外装はマグネシウム製で、防塵防滴仕様となる。

 EVFは引き続き有機ELパネルを採用。解像度が約174万ドットから約236万ドットに向上した。背面モニターは有機ELでタッチパネルのフリーアングル式を継承。解像度は約61万ドットから約104万ドットになった。

 最高連写速度は6コマ/秒から12コマ/秒(シングルAF時)、4コマ/秒から7コマ/秒(コンティニュアスAF時)にそれぞれ向上した。AF速度も0.09秒から0.07秒に短縮した。連写コマ数はJPEGが36コマから100コマに、RAWは18コマから40コマになった。

 最高シャッター速度は1/4,000秒から1/8,000秒になり、耐久回数も10万回から20万回に増えた。

 引き続きWi-Fi機能を搭載する。従来機には無かったNFCによるペアリングに対応した。

 記録メディアはSDXC/SDHC/SDメモリーカード。UHS-Iスピードクラス3(U3)に対応する。4Kなど100Mbps以上のビットレートで撮影する場合は、UHS-I U3の記録メディアを使用する必要がある。

 電源はリチウムイオン充電池。撮影可能枚数は約500枚。

 外形寸法は132.9×93.4×83.9mm、バッテリーと記録メディアを含む重量は約560g。

(本誌:武石修)