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キヤノン、AFを高速化した「EOS M2」。Wi-Fiも搭載

 キヤノンは、ミラーレスカメラの新製品「EOS M2」を12月中旬に発売する。従来モデルの「EOS M」(2012年9月発売)からAF速度の向上、Wi-Fi機能の搭載、小型化などを図った。価格はオープンプライス。直販価格は6万4,800円(ボディのみ)〜。3種類のレンズキットも用意する。

製品名 主な同梱品 ボディカラー 直販価格
EOS M2・ボディー ブラック 64,800円
EOS M2・EF-M18-55 IS STMレンズキット EF-M 18-55mm F3.5-5.6 IS STM
スピードライト90EX
ブラック/ホワイト 84,800円
EOS M2・ダブルレンズキット EF-M 22mm F2 STM
EF-M 18-55mm F3.5-5.6 IS STM
スピードライト90EX
マウントアダプターEF-EOS M
ブラック/ホワイト 104,800円
EOS M2・トリプルレンズキット EF-M 22mm F2 STM
EF-M 11-22mm F4-5.6 IS STM
EF-M 18-55mm F3.5-5.6 IS STM
スピードライト90EX
マウントアダプターEF-EOS M
ブラック/ホワイト 134,800円

 撮像素子はAPS-CサイズのCMOSセンサーで、画素数は有効1,800万画とEOS Mから据え置いた。一方AFでは、新たに「ハイブリッドCMOS AF II」を搭載し、ファームウェアアップデート後のEOS Mよりライブ多点AFで最大約2.3倍の合焦速度を実現したという。

 加えて像面位相差AFエリアが、従来の横約38%×縦約26%に対して、同80%×80%に広がった。同社では「広いエリアでタッチ操作による高速AFが可能」としている。

紺色が従来のエリア。EOS M2では水色のエリアに広がった。

 連写速度はEOS Mの4.3コマ/秒から4.6コマ/秒になった。またサーボAFでは新たに合焦するとAF枠が青くなるようにした。

 EOS MにはなかったWi-Fi機能も搭載。無料アプリ「EOS Remote」を使用することで、スマートフォンからライブビューを見ながら撮影可能になった。MF操作もできる。カメラ内の画像の閲覧や転送にも対応する。

 EOS M2のデザインはEOS Mを踏襲したものだが、ボディの体積と重量をそれぞれ8%低減し、小型軽量化を図った。シャッターユニット、セルフクリーニングセンサーユニット、Wi-Fiモジュールなどを見直すことで実現した。

 モードダイヤルは従来の3ポジションから4ポジションになり、「簡単撮影モード」と「応用撮影モード」(P/Av/Tv/M)が別々になった。

 映像エンジンはDIGIC 5、感度はISO100〜12800(拡張設定でISO25600)でともにEOS Mと同じとなっている。

 クリエイティブオートモードには、1度の撮影でエフェクトのありとなしの2枚が撮影できるエフェクトショットを新たに搭載した。同じくクリエイティブオートモードには、簡単に背景のボケ具合を確認できる「ぼかしシミュレーション」機能を搭載した。従来機の「背景ぼかし具合」機能よりも効果が分かりやすくなるよう改善した。保存画像のトリミングにも対応した。

EF-M 22mm F2 STMの装着例。
EF-M 18-55mm F3.5-5.6 IS STMの装着例。

 動画機能ではジオラマ風フィルターに対応したほか、3〜10倍のデジタルズームもできるようになった。また内蔵マイクがボディの上面から前面に移動し、撮影者の手でマイクが塞がれることがないようにした。

 液晶モニターは3型の静電容量式タッチパネルを引き続き採用した。

 マウントアダプターEF-EOS Mを使用することで、EFレンズも使用できる。

 外形寸法は104.9×65.2×31.6mm。重量は238g(本体のみ)。

クリップオンストロボ90EXの装着例。内蔵ストロボは引き続き非搭載。

(本誌:武石修)