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ソニー、光学20倍ズームで最小最軽量の「サイバーショットDSC-WX300」

 ソニーは、光学20倍ズームレンズ搭載で世界最小・最軽量の「サイバーショットDSC-WX300」を発売する。

 発売日はホワイトとブラックが3月15日。レッド、ブラウン、ブルーが4月5日。

 価格はオープン。店頭予想価格は3万3,000円前後の見込み。

 薄型ボディに高倍率ズームレンズを搭載した人気ジャンルの新製品。2012年3月発売の「サイバーショットDSC-HX30V」から大幅に小型化を実現した。また、オートフォーカスの高速化や、手ブレ補正機構の強化が図られている。

 これまで他社も含め、薄型ボディの高倍率ズーム一体型モデルは、薄型といえども、本格的なスリムコンパクトに比べると、ボディサイズが一回り大きかった。しかし、本機のボディは、DSC-HX30Vから幅と高さで約10%減、奥行き約25%減、質量約35%減と小型軽量化に成功。一般的なスリムコンパクトに迫る小型ボディが特徴となっている。最薄部は20.3mm。

 なおソニーではDSC-WX300について、「20倍以上の光学ズームを搭載したコンパクトデジタルカメラとして世界最小・最軽量」と説明している。

 オートフォーカスの高速化もトピック。合焦速度は最速で0.14秒、望遠端で0.17秒。DSC-HX30Vより、合焦速度が約3.6倍速くなったという。

 また、手ブレ補正もDSC-HX30Vから効果が約2倍になったとしている。

 その他、1月発売のサイバーショットDSC-WX200から追加された新機能が利用できる。

 例えば、パノラマや動画へのピクチャーエフェクトの適用が可能。スイングパノラマは360度に対応し、美顔効果を施すビューティエフェクトも使用可能になっている。

 スマートフォンとの連携機能も搭載。スマートフォンの画面にカメラのライブビューを表示してシャッターが切れる「スマートリモコン」といった、DSC-WX200からの最新機能が搭載された。スマートフォンへの転送は、スマートフォンからだけではなく、カメラからも可能になっている。

 シーン自動認識のプレミアムおまかせオートは、2012年モデルの33パターンから、44パターンになった。暗い場所での動き認識が追加されたことで、被写体ブレに強くなったという。

 また、ストロボ撮影時にISO感度が自動で最適化されるのも、2013年モデルからの特徴だ。

 撮像素子は有効1,820万画素の1/2.3型Exmor R CMOS。

 レンズは焦点距離25-500mm相当(35mm判換算)、開放F値F3.5-6.5のソニーGレンズ。

 液晶モニターは3型約46万ドット。

 撮影可能枚数は約500枚。

製品名サイバーショットDSC-WX300
撮像素子1/2.3型有効約1,820万画素Exmor R CMOSセンサー
レンズ焦点距離25-500mm相当(35mm判換算)F3.5-6.5
最短撮影距離約5cm(広角端)約200cm(望遠端)
手ブレ補正光学式
感度ISO80-12800
測光方式マルチパターン、中央重点、スポット
シャッター速度4-1/1,600秒
液晶モニター3型約46万ドット
記録メディアSDXC/SDHC/SDメモリーカード、メモリースティックXC-HGデュオ/PRO-HGデュオ/PROデュオ/デュオ
動画記録AVCHD(1080/60i)など
バッテリーNP-BX1
撮影可能枚数約500枚
外形寸法96×54.9×25.7mm
質量約166g(バッテリー、メモリーカード含む)

※ISO6400以上は、全画素超解像および重ね合わせ連写を使用

(本誌:折本幸治)