富士フイルム、「XF1」を国内で正式発表
富士フイルム株式会社は9日、2/3型EXR CMOSセンサーを搭載したレンズ一体型デジタルカメラ「FUJIFILM XF1」の国内発売を発表した。発売日は11月3日。価格はオープン。店頭予想価格は5万5,000円前後。カラーバリエーションは、ブラック、レッド、ブラウン。
「FUJIFILM XF1」「FUJIFILM X-E1」発表会レポート~新キャラクターの真木よう子さんも登場も参照されたい。
同社が海外で9月17日に発表したXシリーズの最新モデル。
「FUJIFILM X10」(2011年3月発売)と同様、有効1,200万画素の2/3型EXR CMOSセンサーやマニュアル(手動)ズームレンズを搭載するも、X10の特徴だった光学ファインダーを省略。EVFも非搭載となっている。
その代わり、外形寸法を107.9×61.5×33mm(X10は117×69.6×56.8mm)と抑えた。カメラらしさや高級感を意識したデザインについては、X10などXシリーズの特色を受け継いでいる。
レンズはマニュアルズーム式の光学4倍ズーム。焦点距離は25-100mm相当(35mm判換算)、開放F値はF1.8-4.9。沈胴式のためレンズをボディに収納することが可能で、奥行き33mmという数値はそのときのもの。ズームリングを回すとレンズがせり出し、電源ONとなる。絞り羽根は6枚。最短撮影距離は3cm。
画像処理エンジンはEXRプロセッサーを採用。最高感度はISO3200。ISO4000〜12800は、記録解像度を下げた状態での撮影となる。
AF速度は最短0.16秒。撮影間隔は最短0.8秒。起動時間は0.55秒。屋内など暗所での高速AFも実現したという
操作面では、任意の機能を登録して使用できる「拡張ファンクションボタン」を装備する。
FUJIFILM X-Pro1やFUJIFILM X10ではファームウェアの追加により実現した「アドバンストフィルター」を最初から搭載。「ポップカラー」、「ハイキー」、「トイカメラ」、「ミニチュア」、「ダイナミックトーン」、「パートカラー」の6種類から選択できる。
その他、多重露出機能、アスペクト比の変更(4:3、3:2、16:9、1:1)、パノラマ撮影(ぐるっとパノラマ360)などを利用可能。
動画記録は最大1,920×1,080ピクセル/30fps。
ボディにはアルミを使用。本革の風合いを再現したという幅広の合成皮革も特徴となっている。
液晶モニターは3型46万ドット。バッテリーはFinePix F800EXRなどと同じNP-50Aを採用。標準撮影枚数は約300枚。
製品名 | FUJIFILM XF1 |
撮像素子 | 2/3型EXR CMOS 有効約1,200万画素 |
レンズ | 焦点距離25-100mm相当(35mm判換算) F1.8-4.9 |
最短撮影距離 | 3〜300cm(マクロ広角端) 50cm〜300cm(マクロ望遠端) |
手ブレ補正 | 光学式(レンズシフト式) |
感度 | ISO100-3200(拡張でISO4000-12800相当も) |
液晶モニター | 3型約46万ドット |
記録メディア | SDXC(UHS-I対応)/SDHC/SDメモリーカード |
動画記録 | 最大1,920×1,080ピクセル/30fpsなど |
バッテリー | NP-50A |
外形寸法 | 107.9×61.5×33mm |
質量 | 約225g(バッテリー、メモリーカード含む) 約204g(本体のみ) |
2012/10/9 12:59