パナソニック、「LUMIX DMC-G5」デビューイベントを東京で開催


 パナソニックは1日、レンズ交換式デジタルカメラ「LUMIX DMC-G5」のデビューイベントをパナソニックセンター東京で開催した。翌2日にも実施される。


「プロカメラマン森脇章彦氏によるLUMIX G5紹介」セミナー

 9月13日発売のLUMIX DMC-G5を体験できるイベント。東京に加え、9月8日からは大阪でも同様のイベントが行われる。


・東京会場
  • 開催日:2012年9月1日・9月2日
  • 時間:10時〜17時
  • 会場:パナソニックセンター東京(東京都江東区有明3-5-1)
・大阪会場
  • 開催日:2012年9月8日・9月9日
  • 時間:10時〜17時
  • 会場:パナソニックセンター大阪(大阪府大阪市中央区城見2-1-61)

 DMC-G5は、マイクロフォーサーズシステム規格に準じたレンズ交換式デジタルカメラ。EVF内蔵、グリップ装備、タッチ式フリーアングル液晶モニターを備える同社ノンレフレックス(ミラーレス)機の中位モデルとなる。LUMIX DMC-G1(2008年10月発売)、LUMIX DMC-G2(2010年4月発売)、LUMIX DMC-G3(2011年7月発売)に続く最新モデルで、今回は一眼レフカメラに近いスタイリングを取り戻した。

 価格はオープン。店頭予想価格は、ボディ単体のDMC-G5が8万円、電動標準ズームレンズ付属のDMC-G5Xが10万5,000円前後、標準ズーム/新望遠ズームレンズ付属のDMC-G5Wが11万円前後の見込み。



 東京会場では、主に新レンズLUMIX G VARIO 45-150mm F4-5.6 ASPH. MEGA O.I.S.を装着したDMC-G5が並べられ、自由に手にとることができた。この手のイベントで望遠ズームレンズがメインという展示は珍しい。ボディはシルバー、ブラック、ホワイトの全色が用意されている。

 DMC-G3よりグリップが大きくなったのと、シャッターボタンが前側に移動し、押しやすくなったのがポイント。より一眼レフカメラに撮影スタイルがとれることから、望遠レンズ使用時の使いやすさが向上した印象だ。

 操作ボタン類がDMC-GX1に近いデザインや材質となり、高級感が増しているのにも気づいた。シャッターボタン手前のファンクションレバーも使いやすい。電動ズームレンズのズーム操作を割り当てられる。

 EVFはアイセンサーが復活している。目を近づけると液晶モニターからEVFへとライブビューの表示先が切り替わる。LVF/LCD切替ボタンはFn(ファンクション)3として利用できるので、LVF/LCD切替はアイセンサーにまかせて、ここに別の機能を割り当てるのも手だろう。

 また、レンズ交換を体験できるコーナーも設置してあった。大口径標準ズームレンズのLUMIX G X VARIO 12-35mm F2.8 ASPH. POWER O.I.S.などをDMC-G5に取り付けて試せる。


レンズ交換を体験できるコーナー。LUMIX G X VARIO 12-35mm F2.8 ASPH. POWER O.I.S.も手にとれる

 来場者は子ども連れのファミリー層からシニアまでと幅広い。中には初代DMC-G1からの買い替えを考えて来場した人もいたという。歴史の浅いノンレフレックス機とはいえ、LUMIX Gシリーズは最も初期に発売されただけに、ユーザー層も厚い印象だ。

 会場では「プロカメラマン森脇章彦氏によるLUMIX G5紹介」セミナーなどを開催。実際に撮影に用いた実例に、聴衆も聞き入っていた。

 なおパナソニックセンター東京の常設展示では、LUMIX DMC-LX7、LUMIX DMC-FZ200、LUMIX DMC-SZ5といった8月23日発売の新製品も手にとることができた。


LUMIX DMC-LX7。焦点距離24-90mm相当F1.4-2.3の明るいズームレンズを搭載。発売は8月23日。実勢価格は6万5,000円前後。近日中にレビュー記事を掲載する予定

LUMIX DMC-FZ200。光学24倍ズーム全域で開放F値F2.8を実現。発売は8月23日。実勢価格は6万5,000円前後

LUMIX DMC-SZ5。無線LAN機能を搭載、スマートフォンから専用アプリで操作が可能。発売は8月23日。実勢価格は2万4,500円前後


(本誌:折本幸治)

2012/9/1 19:14