ニコンの「NIKKORレンズ」が累計生産7,000万本を達成


 株式会社ニコンは14日、レンズ交換式カメラ用の「NIKKOR」(ニッコール)レンズの累計生産本数が5月下旬に7,000万本に達したと発表した。

 NIKKORは、創業時の社名「日本光学工業株式会社」の略称だった「日光」の英文表記「NIKKO」に、当時、写真レンズの名称の末尾によく使われていた「R」をつけて決定したという。

 NIKKORを冠した初めての製品は、1933年の航空写真用大判レンズ「Aero-Nikkor」(エアロニッコール)。一眼レフカメラ用としては、「ニコンF」と同時に発売した「NIKKOR-S Auto 5cm f/2」などが最初のNIKKORレンズとなる。

 今回の累計生産7,000万本にいたるまで、2008年8月に4,500万本、2009年9月に5,000万本、2009年に5,000万本、2011年3月に6,000万本、2011年10月に6,500万本をそれぞれ達成している。

 なお今回の累計生産本数には、Nikon 1用の1 NIKKORレンズが含まれている。

NIKKORレンズラインナップ。左下に1 NIKKORレンズ群が見える



(本誌:折本幸治)

2012/6/14 14:07