カシオ、「イメージングスクエア」を有料サービスにリニューアル

〜人物をダンスさせる新機能やスマートフォンアプリなど

 カシオは26日、ネットワークサービス「イメージングスクエア」をリニューアルすると発表した。新しいエンターテイメントサービスを追加するとともに、画像変換サイトから画像を楽しむ総合サイトへと強化する。Androidアプリの提供も行なう。

 リニューアルに伴い、月額315円の有料サービスになる。会員登録初月は無料。8月登録は9月末日まで無料。既存の会員の無料サービスは10月31日に終了する。

イメージングスクエア(マイアトリエ)イメージングスクエア(アートギャラリー)

 決済はクレジットカードのみ。ストレージ容量は従来の1GBから2GBへと増量。

 代表的な新サービスは「DPアニメーション」と呼ぶもの。従来のアート機能に対してエンターテイメントの要素が大きいサービスで、静止画から人物を切り抜いて背景と合成できる。「ダイナミックフォト」との主な違いは、背景の中で人物素材を動かせること。

 DPアニメーションで使える人物素材は、大の字に手足を広げた人物を正面から撮った写真。この1枚から手足の関節の動作や背面が自動的に生成され、ヒップホップやツイストダンスなど、10種類のダンスパターンをキャラクターに踊らせることが可能。また、ダンスに合わせて60種類の音楽を利用できる。

 完成したDPアニメーションは、ソーシャルメディアで公開が可能。メッセージ、吹き出しイラスト、アイコンイラスト、音楽などを組み合わせた「DPアニメール」を作成して送信することもできる。

DPアニメーションの例DPアニメールの例

 また、1枚の写真を絵画調に変換する「バーチャルペインター」には、新たに「ししゅう」、「三角形の構成」、「四角形の構成」、「コラージュ」の4種類の効果が追加された。

バーチャルペインター(ししゅう)バーチャルペインター(三角形の構成)
バーチャルペインター(四角形の構成)バーチャルペインター(コラージュ)

 さらに作品ページでは、Facebook、mixi、Twitterとの連携機能が加わった。

ソーシャルメディア連携が強化された

 「IMAGING SQUARE」は、イメージングスクエアを手軽に体感できる無料アプリ。Androidアプリに続いてiPhone用も近日中にリリースするという。パソコン用サイトのイメージングスクエアと異なり、無料で利用できる。ストレージ容量は1GB。

 HDRアートクラフト、ダイナミックフォト、バーチャルペインターなど、イメージングスクエアの主要機能を網羅。ただし、DPアニメーションは閲覧のみ可能。また、販売サービスや作品の購入には対応していない。

Androidアプリ「IMAGING SQUARE」。こちらは無料で利用できる。iPhone用も近日公開予定

【2011年8月29日】カシオから「販売ギャラリーの開設をいったん中止する」との連絡を受け、当該部分を削除しました。



(本誌:折本幸治)

2011/8/26 17:01