シグマ、「APO MACRO 150mm F2.8 EX DG OS HSM」を正式発表


 シグマは、交換レンズ「APO MACRO 150mm F2.8 EX DG OS HSM」を発売する。キヤノン用とシグマ用を6月24日に発売。ニコン用は発売日未定となっている。価格は13万6,000円。

APO MACRO 150mm F2.8 EX DG OS HSM

 既存の「APO Macro 150mm F2.8 EX DG HSM」の後継モデル。手ブレ補正機構「OS」(Optical Stabilizer)を搭載すると同時に、最新の光学設計を採用した。シグマがフォトキナ2010に合わせて開発発表していたもので、今回正式に発売が決定した。

 等倍での撮影に対応した望遠マクロレンズで、35mm判のイメージサークルをカバー。最短撮影距離は38cm。9枚羽根の円形絞りを採用する。

 レンズ構成は、SLDガラス3枚を含む13群19枚。2つのレンズ群を異なる量で動かすフローティングインナーフォーカスを採用。撮影距離の変化による非点収差や球面収差の変動を抑えたという。

 AF駆動用に超音波モーターのHSM(Hyper Sonic Motor)を内蔵。AFでピントを合わせた後にMFで微調整が行なえるフルタイムマニュアルにも対応している。

 三脚座とレンズフードが付属。APS-Cサイズ相当の撮像素子を搭載するデジタルカメラに合わせ、レンズフードを延長する専用フードアダプターも同梱している。

 フィルター径は72mm。外形寸法は79.6×150mm。重量は1,150g。※数値はいずれもシグマ用

左からレンズフード(LH780-03)、フードアダプター(LH780-03)、フードアダプター装着時のレンズフード


(本誌:折本幸治)

2011/6/14 13:33