フェーズワン、ワイヤレスでiPhoneに画像を転送可能できる「Capture One 6 Pro」
フェーズワンは、170種類以上のカメラに対応したRAW現像ソフト「Capture One 6」(ダウンロード版)シリーズを2日に発売した。対応OSはWindows XP/Vista/7、Mac OS X 10.5.8以降。いずれも30日間使える試用版もダウンロード可能。
Capture One 6 Pro |
価格は「Capture One 6 Pro」が5万2,290円、「Capture One 6 Express」が1万3,440円。
既存のCapture One ProシリーズからCapture One 6 Proへのアップグレードは1万500円、普及版からCapture One 6 Proへのアップグレードは3万9,900円、普及版からCapture One 6 Expressへのアップグレードは7,350円。
パッケージ版は2011年1月末に発売する。それまでは従来の「Capture One 5 Pro」および「Capture One 5」をCapture One 6への無償アップグレード権付きで販売する。
Capture One Expressは、従来Capture One Proシリーズの機能を省略した普及版としてラインナップしていたCapture Oneシリーズを改名したもの。Capture One Expressはテザー撮影(カメラ接続撮影)などの機能を省いている。
主な新機能は以下の通り。
●Capture One 6 Proのみ
- iPad、iPhone、iPod Touchで画像を表示できる「キャプチャーパイロット」機能
- 選択したエリアを非破壊で編集
- ブラック&ホワイト変換(正確にグレースケールに変換後、スプリットトーン効果によりカラーチャンネルを調整する)
- キーストーンコレクション(完全に寸法を維持したまま遠近の歪みを完全に取り除くことが可能)
- ハイクォリティーなプリントオプション
●Capture One 6 ProおよびCapture One 6 Express
- キヤノンEOS 60Dへの対応
- キヤノンPowerShot S95への対応
- XMPの同期、自動読み込み、GoogleマップとリンクしたGPSを含むメタデータに対応
- 25~200%で拡大、縮小ができるルーペツール
- ムービーのインポート、表示、操作を統合
- 簡単にイメージを検索、並び替え、整理できる検索とフィルター
- トークンをベースにしたファイル名フォーマット
- 64bit、OpenCL/GPUアクセラレーションに対応
キャプチャーパイロットは、カメラ接続撮影時にCapture One 6を経由することでカメラのRAW、TIFF、JPEG画像をワイヤレスでiPad、iPhone、iPod Touchに表示できる機能。拡大や回転も可能。アプリはAppStoreから無償でダウンロードできる。iOS 4.0での動作を確認している。
2010/12/2 15:10