オリンパス、新基準案に対応した工事写真ソフト「蔵衛門御用達11」


 オリンパスは、工事写真管理ソフト「蔵衛門御用達11」シリーズを16日に発売する。価格は、Standardが1万3,440円、Professionalが5万円。Professionalは5ライセンス版と10ライセンス版もラインナップし、価格はそれぞれ13万6,500円、18万9,000円。対応OSはWindows XP/Vista/7。64bit版のWindows 7でも使用できるほか、表計算ソフト「Office 2010」(32bit版)でも動作する。

蔵衛門御用達11 Standard(左)とProfessional(右)

 工事写真台帳の作成・印刷が行なえる業務用ソフト。StandardとProfessionalの主な違いは、写真以外の成果品に対応する点。各公官庁の最新要領(案)やNEXCOの基準案などに準拠した電子納品データ形式の入出力に対応するほか、国土交通省・農林水産省「工事完成図書の電子納品要領(案)」の納品規定に準拠した書類や図面にも対応する。また、JV(ジョイントベンチャー・共同企業体)間のデータ共有・管理が行なえる。

 新機能として、工事写真を撮影する前にアルバム上に工事情報を登録できる「写真情報予約フレーム機能」と複数アルバムの一括保存機能を追加した。また、工事台帳印刷機能を一新し、「アルバムレイアウトで見開き印刷」や「写真や文章欄の枠印刷」などを使用できるようにしたほか、印刷設定のアイコン化による操作性の向上を図った。

 加えて、電子納品イメージ作成のオプションとして、スタイルシート(XSL)によるデータ出力を可能にした。平成22年9月改定の「デジタル写真管理情報基準」にもアップデートで対応予定としている。



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2010/12/2 13:15