ニコン、裏面CMOSセンサー搭載の「COOLPIX P100」を国内発表

~フルHD動画記録にも対応

 ニコンは、フルHD動画記録に対応した高倍率ズーム機「COOLPIX P100」を3月5日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は5万円前後の見込み。

 光学26倍ズームレンズを搭載するデジタルカメラ。海外では2月2日に発売していたモデルで、PMA 2010にも出品した。今回、国内での発売が正式に決まった。

 2009年3月に発売した「COOLPIX P90」の後継機種に当たる。1,920×1,080ピクセル/30fpsのフルHD動画記録に対応した。

 撮像素子は1/2.3型有効1,030万画素の裏面照射型CMOSセンサー。同社のコンパクトデジタルカメラで裏面照射型CMOSセンサーの採用は初となる。感度はISO160~3200。

 レンズは35mm判換算の焦点距離26~678mm相当、開放F2.8~5の光学26倍ズーム。撮影範囲はマクロ時で1cm~。手ブレ補正機構はイメージセンサーシフト式と電子式の併用。

 動画記録は最大1,920×1,080ピクセル/30fpsで、撮影中も光学ズームの操作が可能。手ブレ補正も利用できる。本体上部にステレオマイクを備えたほか、背面に動画記録ボタンを新設した。HDMI端子も持つ。

 液晶モニターは3型46万ドットの上下チルト式。EVFは0.24型23万ドット。記録メディアはSDHC/SDメモリーカード。内蔵メモリーは約43MB。電源はリチウムイオン充電池の「EN-EL5」。撮影可能枚数は約250枚。

 本体サイズは114.4×98.6×82.7mm(幅×奥行き×高さ)。本体重量は449g、撮影時重量は481g。



(本誌:鈴木誠)

2010/2/23 13:27