市川ソフト、SILKYPIXのFoveon対応のテスト版を公開

~Early Preview版は「EOS 7D」、「α850」に対応

 市川ソフトラボラトリーは2日、汎用RAW現像ソフト「SILKYPIX Developer Studio」シリーズのシグマのデジタルカメラDP1、DP2、SD14のRAWデータ(X3F)に対応する「SILKYPIX Developer Studio Pro Foveon対応テスト版」を公開した。対応OSはWindows XP/Vista。

 また、「SILKYPIX Developer Studio」シリーズのEarly Preview版を更新した。いずれもWebサイトからダウンロードできる。

SILKYPIX Developer Studio Pro Foveon対応テスト版SILKYPIX Developer Studio Pro

SILKYPIX Developer Studio Pro Foveon対応テスト版

 SILKYPIX Developer Studio ProをシグマのFoveon X3ダイレクトイメージセンサーに対応したバージョンのテスト版。シグマDP1、DP2、SD14のRAWデータ現像に対応する。試用期限の2009年11月30日まで無料で利用できる。

 Foveon対応テスト版は以前のバージョンのパラメータを継承するが、現像エンジンが違うため、現像結果が異なる場合がある。また、Foveon対応テスト版で生成したパラメータをほかのSILKYPIXシリーズに引き継ぐことはできない。

Early Preview版

 更新内容は共通。10月2日に発売のキヤノン「EOS 7D」と、日本未発表のソニー「α850」のRAW現像に対応した。

 各ソフトのバージョン番号は次の通り。

  • SILKYPIX Developer Studio Pro(Windows用) : Ver.4.1.25
  • SILKYPIX Developer Studio 4.0(Windows用) : Ver.4.0.25

 EOS 7Dは、APS-Cサイズ相当の有効1,800万画素CMOSセンサーを搭載するデジタル一眼レフカメラ。発売は10月2日。実勢価格はボディのみが 19万円前後、EOS 7D EF-S15-85IS Uレンズキットが27万円前後、EOS 7D EF-S18-200ISレンズキットが26万円前後。

 α850は、35mmフルサイズの有効2,460万画素CMOSセンサー「Exmor」を搭載したデジタル一眼レフカメラ。α900との主な機能の違いは光学ファインダーの視野率で、約100%だったα900から約98%に引き下げた。コストダウンを図ることで、35mmフルサイズ機の普及を進める。日本での発売は未定。

オリジナルテイスト「スウィートライト」も公開

 また、SILKYPIXの現像パラメータプリセットである「テイスト」のオリジナルテイストを配布するWebサイト「創像」では、10月5日に「第5回スウィートライト」を公開した。透明感溢れる、心地よい柔らかな光に覆われたような写真を演出するという。ブルーとピンクの2種類を用意する。



(本誌:鈴木誠)

2009/10/5 12:50