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ライカ、中判デジタルカメラ「S2」を10月以降に発売

〜Sマウントレンズ4本も正式発表

ズマリットS 70mm F2.5 ASPH.を装着したS2

 ライカカメラジャパンは10日、中判デジタル一眼レフカメラ「S2」の発売を正式に発表した。国内では10月以降に発売する。価格は未定だが、サービスパッケージなどが付属する「S2-P」で300万円前後になる見込み。ボディ単体でも発売する。併せて、ボディと同時に発売する交換レンズ4本も発表した。

 S2は「Sシステム認定特約店」を通してのみ販売する。認定特約店では専用のユーザーケアチームを持ち、サポートに当る。また、別売のサービスパッケージ「プラチナサービスパッケージ」を購入すると、修理期間中に無償で代替機の貸与を受けることができるほか、初回のメンテナンスが無料になる。S2-Pにはプラチナサービスパッケージが付属する。

 S2は、ライカがフォトキナ2008で開発発表を行なったAF搭載の中判デジタル一眼レフカメラ。同社が提唱している新フォーマット「Leica S-System」を採用した第1号機になる。フォトキナ2008では2009年夏の発売を予告していた。

 主に、商業写真を専門とするプロ写真家に向けたカメラ。野外での使用も想定し、防塵防滴構造を採用した。ボディはマグネシウムダイキャスト製で、グリップしやすいという革シボ仕上げを施した。

 撮像素子には、35mm判比160%の面積となるコダック製の45×30mm、有効3,750万画素CCDを搭載する。アスペクト比は3:2。画素ピッチは6μm。シャープな画像を得るため、ローパスフィルターは非搭載とした。モアレは、デジタル信号処理により検出して抑制する。同社では、「高解像度レンズの利点を十分に活かせる」としている。

 感度はISO80〜1250。記録はDNG(約75MB)またはJPEG。画像処理エンジンは富士通マイクロエレクトロニクスと共同開発した「MAESTRO」を搭載する。MAESTROの高速処理を利用することで、1.5コマ/秒の連写が可能になった。なお、バッファメモリーは1GBで、DNG使用時に8コマ以上連写可能。

 撮影モードは、プログラムAE、シャッター速度優先AE、絞り優先AE。AFポイントは、画面中央のクロスセンサーで行なう。測光は、5分割マルチ、中央重点、スポット(画面内の3.5%)の3種類。

 ファインダーは、ハイアイポイントのペンタプリズム式。倍率は0.86倍、視野率は約96%。フォーカシングスクリーンは交換式で、十字線付きのマットタイプが付属する。

 ボディ内にメタル製フォーカルプレーンシャッターを装備する。シャッター速度は32〜1/4,000秒、バルブ〜120秒。最高シンクロ速度は1/125秒。また、レンズ側のリーフシャッターも使用可能で、その場合のシャッター速度は32〜1/500秒となる。レンズシャッターは全速で同調する。

 液晶モニターは約46万ドットの3型TFT。なおS2-Pは耐摩耗性、耐傷性に優れるというサファイヤガラスを液晶モニターに採用した。

 付属ソフト「Image Shuttle」を使用することで、S2のほぼすべての機能をPCから操作できるという。その際、撮影画像をPCのHDDに転送することも可能。USBポートとリモートコントロールポートにはバヨネット式ロックを装備した。

 記録メディアはCFまたはSDHC/SDメモリーカード。デュアルスロットを採用することでDNGデータをCFに、JPEGデータをSDHC/SDメモリーカードに記録することができる。電源はリチウムイオン充電池。HDMI端子も搭載する。本体サイズは160×80×120mm。本体のみの重量は1,410g。現像ソフトとしてアドビの「Photoshop Lightroom」をダウンロードできる。

Sマウントレンズ

 S2に対応するSマウントレンズ4本も同時発表した。価格は未定。いずれも、レンズを1枚ずつ手作業で中心調整を行ない光学性能を保証しているという。口径色、歪み、色収差は、感知できない程度まで低減したとしている。

 すべてCPU内蔵レンズとなっており、カメラとはデジタルで信号伝達を行なう。また各レンズには、リーフシャッターを内蔵した「CS型」も用意する。

・ズマリットS 35mm F2.5 ASPH.(CS)

 35mm判換算の画角は28mm相当。レンズ構成は非球面レンズ2枚を含む9群11枚で、後群フォーカス式。最短撮影距離は55cm。最大撮影倍率は1:11。フィルター径は82mm。

 サイズは88×122mm(最大径×全長、以下同)、重量は930g(CS型は1,080g)。

・ズマリットS 70mm F2.5 ASPH.(CS)

 画角は35mm判換算で56mm相当。レンズ構成は非球面レンズ1枚を含む6群8枚構成で、フォーカスはフローティング式。最短撮影距離は50cm。最大撮影倍率は1:4.7。フィルター径は82mm。

 サイズは90×93mm、重量は740g(CS型は890g)。

・アポマクロズマリットS 120mm F2.5(CS)

 35mm判換算で96mmの画角に相当。レンズ構成は7群9枚で、フォーカスはフローティング式。最短撮影距離は57cm。最大撮影倍率は1:2。フィルター径は72mm。

 サイズは91×128mm、重量は1,135g(CS型は1,285g)。

・アポテレエルマーS 180mm F3.5(CS)

 35mm判換算で144mm相当。レンズ構成は7群9枚で、フォーカスは内焦式。最短撮影距離は1.5m。最大撮影倍率は1:7。フィルター径は72mm。

 サイズは88×151mm、重量は1,150g(CS型は1,300g)。





(本誌:武石修)

2009/9/10 18:37


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