ペンタックス、「K-7」にダイレクト測距点切替を追加


K-7

 ペンタックスは29日、デジタル一眼レフカメラ「K-7」の最新ファームウェアを公開した。バージョン番号は1.01。Webサイトから無償でダウンロードできるほか、ペンタックスの修理受付窓口でも対応する。

 機能追加および修正の概要は次の通り。

  • 「Cカスタムメニュー」に「測距点SEL時の動作」を追加。
  • 特定の条件における位相差AFの動作不安定など、全般的な動作安定性の向上。

 位相差AFの動作不安定については、左端測距点でのAF動作において発生していた。

 なお、新メニューの「測距点SEL時の動作」は、測距点切替ダイヤル「SEL」(セレクト)に設定している状態での撮影時における十字キーの振る舞いを設定するもの。「機能呼出し優先」と「測距点優先選択」を選択でき、そのうち後者に設定することで、測距点の選択を十字キーだけ行なえるようになる。デフォルトでは各測距点を選択する前に、十字キー中央の「OK」ボタンを押す必要があった。

 K-7は、視野率約100%のファインダーや、5.2コマ/秒の連写性能を有するKシリーズの上位機種。ペンタックスのデジタル一眼レフカメラで初めてマグネシウム合金製の防塵・防滴ボディを採用し、AFやシャッター速度などの基本性能も一新した。発売は6月27日。実勢価格は12万9,000円前後(ボディのみ)。

(本誌:鈴木誠)

2009/7/29 12:36