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ロモグラフィー「ダゲレオタイプレンズ」にシルバークローム版

35mmフルサイズ対応 キヤノンEF、ニコンF用

株式会社ロモジャパンは、35mmフルサイズ対応のマニュアルフォーカス交換レンズ「Lomography Daguerreotype Achromat 2.9/64 Art Lens Brass, Chrome Plated」を7月26日に発売した。希望小売価格は税込5万9,800円。キヤノンEFマウント用とニコンFマウント用を用意する。

本製品は、19世紀に世界初の実用的写真撮影法として登場したダゲレオタイプカメラに搭載されていた「アクロマート」(色消し)レンズに影響を受けて誕生。クラウドファンディングサイト「MotionGallery」で1,600万円を集め商品化していた。今回シルバークロームの鏡筒が新たに加わり、ゴールド、ブラック、シルバーの3色ラインナップとなる。

絞りはウォーターハウス方式。大きさの異なる穴が開いた絞りプレートを挿入し、絞り値を変更する。F2.9やF4などでは絹のように柔らかい質感のソフトフォーカス、F5.6以上に絞るとすっきりシャープな写りとなるため、1本でさまざまな表現が楽しめるという。

焦点距離は64mm。開放F値はF2.9。レンズ構成は1群2枚。絞りは6段階(F2.9-F16)。最短撮影距離は0.5m。イメージサークルは44mm。画角は37度。フィルター径は40.5mm。

シルバーモデルが追加された

飯塚直

(いいづか なお)パソコン誌&カメラ誌を中心に編集・執筆活動を行なうフリーランスエディター。DTP誌出身ということもあり、商業用途で使われる大判プリンタから家庭用のインクジェット複合機までの幅広いプリンタ群、スキャナ、デジタルカメラなどのイメージング機器を得意とする。