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ソニー、フルサイズ対応のEマウント広角ズーム2本を海外発表

大口径の「FE 16-35mm F2.8 GM」と最広角の「FE 12-24mm F4 G」

FE 12-24mm F4 G、FE 16-35mm F2.8 GM

ソニーは、35mmフルサイズ対応のEマウント広角ズームレンズ「FE 16-35mm F2.8 GM」と「FE 12-24mm F4 G」を海外発表した。いずれも国内での発売に関する情報はまだない。

FE 16-35mm F2.8 GM(SEL1635GM)

発売済みのFE 24-70mm F2.8 GMおよびFE 70-200mm F2.8 GM OSSと並び、開放F2.8通しの"G MASTER"ズームレンズ。ヨーロッパで8月に約2,700ユーロ、約2,300ポンドで発売する。

小型軽量で機動性も高いという大口径広角ズームレンズ。5枚の非球面レンズと2枚のソニーXA(Exrtreme Aspherical)レンズの採用により、ズーム全域で収差を抑え、高い解像力を実現したとしている。同レンズの最前面に用いられるのは、これまでのXAレンズで最大口径のもの。

レンズ構成は13群16枚。ほぼ円形を保つ11枚羽根の絞りや、フローティングフォーカス機構を採用している。最短撮影距離は0.28m。

レンズ最前面にフッ素コーティング、内部にはナノARコーティングも採用した。

鏡筒にはフォーカスホールドボタンを装備。レンズフードには取り付けロック機構が備わる。防塵防滴に配慮した設計としている。フィルター径は82mm。

外形寸法と重量は121.6×88.5mm、680g。

FEレンズでF2.8通しの広角ズームは初。同様のスペックを持つレンズは、Aマウントにツァイス銘の「Vario-Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II」(税込実売25万2,780円前後)があり、フィルター径77mm、約872gだった。

FE 12-24mm F4 G(SEL1224G)

ソニーのフルサイズ対応Eマウントレンズの最広角域をカバーするレンズ。ヨーロッパで7月に約2,000ユーロ、約1,700ポンドで発売する。

566gの小型軽量を特徴とする広角ズームレンズ。非球面レンズ4枚やナノARコーティングを採用。側面にフォーカスホールドボタンを装備し、鏡筒は防塵防滴に配慮した設計。

最短撮影距離は0.28m。絞り羽根は7枚。

外形寸法と重量は117.4×87mm、565g。レンズフードは一体型。

EマウントのF4広角ズームにはツァイス銘の「Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS」(税込実売15万5,390円前後)があり、そちらの外形寸法と重量は78×98.5mm、約518g。

本誌:鈴木誠