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キヤノン、超高感度カメラを積んだ災害対策用ドローンを発売
暗闇でもカラーのフルHD動画を配信可能
2017年4月4日 17:22
キヤノンマーケティングジャパン株式会社は、株式会社プロドローンが開発した災害対策用ドローン「PD6E2000-AW-CJ1」を2017年7月に発売する。キヤノン製の高感度カメラ「ME20F-SH」を搭載している。
津波、崖崩れ、河川の氾濫など、夜間の被災状況把握に貢献するという製品。これまで低照度環境下では赤外線投光によるモノクロ撮影が一般的だったところ、超高感度カメラにより暗闇でもカラーのフルHD動画記録が可能になるという。
搭載するME20F-SHはキヤノンEFマウントを採用。撮像素子は有効約226万画素の35mmフルサイズCMOSセンサーで、1画素あたりの面積はEOS-1D X(35mmフルサイズCMOS。約1,810万画素)の7.5倍以上。それによりISO400万相当を実現したという。
カメラ部も全天候型のハウジング構造。遠隔地通信機能により、飛行しながらリアルタイムに災害対策本部に映像配信することも可能とした。ドローン特区の仙台市にて、2017年内に実証実験を行うという。
同製品は「第1回映像伝送EXPO」(4月5日〜7日。東京ビッグサイト)の株式会社システムファイブブースと、「自治体総合フェア2017」(5月24日〜26日)に実機を展示する。