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パナソニック、"4Kセルフィー"対応の「LUMIX GF9」

ローパスレスセンサーと新エンジンを採用 L.モノクロームも

パナソニック株式会社は、ミラーレスカメラ「LUMIX GF9」を1月19日に発売する。販売はダブルレンズキット(DC-GF9W)のみで、店頭予想価格は税別9万円前後の見込み。ボディカラーは「オレンジ」と「シルバー」から選べる。

キットレンズは薄型の標準ズームレンズ「LUMIX G VARIO 12-32mm / F3.5-5.6 ASPH. / MEGA O.I.S.」と大口径の標準レンズ「LUMIX G 25mm/F1.7 ASPH.」の2本が付属する。

オレンジ
シルバー

海外で「LUMIX GX850」(および同GX800)として先行発表されたモデル。「LUMIX GF7」の後継となるエントリー機で、ボディサイズや重量はGF7とほぼ同じ。スマートフォンと連携できるWi-Fi機能も引き続き搭載する。

SNSユーザーにおける「より自分を美しく撮影したい」、「簡単に思い通りの高画質な写真をアップしたい」というニーズを意識したモデル。秒間30コマの高速連写で自分撮りができる「4Kセルフィー」機能や、撮影後に使える「フォーカスセレクト&フォーカス合成」モードを訴求する。

また作品志向の新機能では、比較明合成、カメラ内RAW現像のほか、パナソニックの新モノクロモード「L.モノクローム」をLUMIX GX7 Mark IIなどに続いて搭載。最大5分の4K/30p動画記録や空間認識AFもGF7になかった新要素。

撮像素子は有効1,600万画素の4/3型Live MOSセンサー。2016年発売のLUMIX GX7 Mark IIから継承する光学ローパスフィルターレス仕様のイメージセンサーだが、上位機のLUMIX GH4と同等という画像処理エンジンを新採用している。感度はISO200〜25600(拡張設定でISO100)。

記録メディアはmicroSDカード。従来モデルのGF7はSDカードだったが、放熱重視の本体設計でmicroSDが採用された。

背面モニターは3型約104万ドットの180度チルト式タッチパネル。

撮影可能枚数は約210枚。USB充電に対応する。

外形寸法は106.5×64.6×33.3mm。重量は約269g(バッテリー、記録メディア込み)、約239g(本体のみ)。

本誌:鈴木誠