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アイ・オー・データ、独自ミラーリング機構搭載の2ドライブNAS

池田秀一さんがナレーションを務めるプロモーションムービーも公開

株式会社アイ・オー・データ機器は、デュアルコアCPU搭載の2ドライブNAS「HDL2-AA」を10月下旬に発売する。容量別に6TB(HDL2-AA6)、4TB(HDL2-AA4)、2TB(HDL2-AA2)の3機種を用意する。メーカー希望小売価格(税別)はHDL2-AA6が6万円、HDL2-AA4が4万6,000円、HDL2-AA2が3万6,000円。

高速モデル「HDL-AA」のHDDを2台に増設した製品。転送速度は公称の読み出しで116MB/秒(実測値)。機能面では独自のデータ保護技術「拡張ボリューム」を搭載し、2台のHDDで同じデータを同時に読み書きするミラーリング(RAID 1)と同等の機能を提供する。

RAID 1との主な違いは、読み出し時に片方のHDDからのみ読み出しを行なうことで、長期運用時における故障時期の分散が見込める点。また、異なる容量のHDDに換装することで動的に容量の拡張が行なえるほか、故障時などでのHDD換装時には全容量のスキャンを行なわず、データ保存領域のみスキャンすることで、リビルドの時間が短縮できるという。

さらに、通常のRAID方式(RAID 0およびRAID 1)にも対応する。

必要に応じて予め用意された機能を追加できる「パッケージ機能」を利用できる。「クラウドストレージ」や「メディアサーバー」、「クローン」といった機能が追加可能。

このほか、振動を抑制する内部構造を採用することで、HDDの劣化を最小限に抑えているという。

インターフェイスは有線LAN、USB3.0×1、USB2.0×2。外形寸法は約83×145×188mm。重量は約2~2.3kg(容量によって異なる)。3年保証がつく。

アイ・オー・データ機器では本機のプロモーションムービーを用意しており、従来製品よりも高速な転送速度と設計の堅牢性、多機能性をアピールしている。ムービーのナレーションは声優の池田秀一さんが担当する。ただし本製品は同社の広報担当者曰く「何かと比べて3倍速いという指標は一切ございません」とのことだ。

関根慎一