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写真向けNAS「ポケドラPhoto」

スマートフォンとの連携がさらに簡単に

アイ・オー・データ機器は、個人向けNAS(スマホ向けモデル)の新シリーズとして、「ポケドラPhoto(HLS-CMシリーズ)」を7月下旬に発売する。

500GB、1TB、2TBの容量の異なる3製品をラインナップしており、税別での希望小売価格は、500BGの「HLS-CM500」が1万3,100円、1TBの「HLS-CM1.0」が1万6,500円、2TBの「HLS-CM2.0」が2万5,500円。

自宅などのルーターに接続することで、PCやスマートフォン、タブレットなどから、Wi-Fi/モバイル回線(LTE/3G)を利用してアクセスできるパーソナルストレージ。

ユーザー管理機能を搭載しており、家族だけでなく、友人や知人とのデータ共有に利用できるのも特徴。

新たに、同社のカメラアプリ「なすカメ」を使用することで、外出先から戻ってスマートフォンなどをWi-Fiで接続すると、写真をまとめてポケドラPhotoに転送することが可能になった。

また、スマートフォン専用アプリ「RemoteLink Files」を利用すれば、ファイルの閲覧、画像・動画・音楽の再生、ファイルのソート/検索、アップロード/ダウンロード、アクセスする権利を他のスマートフォンに共有といった機能が利用できる。

RemoteLink Filesは、ポケドラPhotoの設定にも利用でき、同梱するQRコードを読み込んでパスワードを設定すれば、ソフトウェアの設定は完了する。

PCに専用ソフトウェアの「RemoteLink PC sync」(PC/Mac対応)を導入しておけば、設定した情報を自動的にポケドラPhotoへと転送可能。

自宅での常時稼働を意識した低消費電力設計により、月々の電気代は約114円(東京電力 19.52円/kWhで計算)だという。

この他、取り込んだ音楽データの宅外ストリーミング再生機能(CDレコアプリを使用)やホームメディアサーバー機能(DLNA対応TVなどを利用)を搭載する。

さらに、「RemoteLink Cloud Sync」に対応したNASを別途用意することで、NAS同士のデータ同期にも対応。「クラウドストレージ連携」機能も搭載しており、「Dropbox」や「フレッツ・あずけ~る」などのオンラインストレージと同期させ、データのバックアップも行える。

対応OSは、iOS 7.1~9.3、Android 4.1~6.0、Windows 7/8/8.1/10(32/64bit)、Mac OS X 10.7~10.11。

外形寸法は約85×79×130mm。重量は約130g(本体のみ)。

飯塚直

(いいづか なお)パソコン誌&カメラ誌を中心に編集・執筆活動を行なうフリーランスエディター。DTP誌出身ということもあり、商業用途で使われる大判プリンタから家庭用のインクジェット複合機までの幅広いプリンタ群、スキャナ、デジタルカメラなどのイメージング機器を得意とする。