カメラ女子のお祭り「CAMERAND」潜入レポート

ワークショップに講演会……とにかく盛り上がりました!

山本まりこさん、きょん♪さん、むらいさちさん3人の写真家ユニット「キャメラびと」によるカメラ女子のためのお祭り「CAMERAND」。その第2回が5月31日、6月1日の2日間、横浜で開催されました。

「カメラ女子のお祭りってどんななのだろう?」

「女子ばかりなのかな?」

「みんなかわいいストラップをつけているのかなあ?」

そんな興味を抱きつつ、時あたかも6月1日は「写真の日」。

筆者にとっては初参加のイベントでちょっと緊張しますが、思いきって出かけてみました(カメラに無骨なストラップをつけたまま来てしまったことは、ちょっと後悔…)。

会場は昨年と同じヨコハマ都市創造センター。1929年に横浜銀行本店別館として建てられた建物で、風格ある佇まいが歴史の重みをたたえています。
石造りのエントランスで中の様子がよく見えません。この中でどんなイベントが繰り広げられているのでしょうか。ワクワク。
受付で入場料を支払うとCAMERANDオリジナルのバッジを渡されます。2日間共通の入場証となるので、見える位置につけておきます。
外からは一見広くなさそうに見えた会場でしたが、中は天井の高いホールになっています。開会式はすでに大勢の来場者たちの熱気に包まれていました。

キャメラびと3人のトークでテンションが上がったところで開会式が終わり、会場に明るさが戻ると来場者たちは各々出展ブースに散り散りに。ここ1階ホールは、中央ステージと客席を取り囲むように各メーカーのブースが設置されています。

それぞれご紹介しましょう。

アスカネット

フォトブック「My BOOK」でおなじみのアスカネットのブースでは、大きなテーブルやブックシェルフを設置し、いろんなタイプのMy BOOKが手に取って見られるようになっていました。

また、来場者特典として蛇腹型フォトカード「patapata」の1冊無料券やMy BOOKの割引券の配布もありました。うれしいですね!

デザインも製本も自由に選べるMy BOOK。スタッフが商品の説明してくれます。
明るいリビングルームで写真集を眺める…そんな穏やかな気分にさせてくれる空間が演出されています。
皆さん、本当に写真が好きなのですね。1ページずつじっくり写真を堪能している方も見られました。
この日はきくちくみこさんによる「patapata」を作るワークショップが開催されました。

ニコン

黄色を基調にし、イーゼルや胸像など物語性のあるスタイリングが目を引くニコンのブース。

こちらでは、カメラのタッチ&トライ、そしてわたなべりょうさんによる「ヨコハマおさんぽ撮影会」が開催されました。参加メンバーは会場の外へ繰り出して撮影を楽しみました。

カメラの基本的な説明を受けてから、撮影へ。もちろん貸し出し機材も用意されています。
最新のNikon 1 J4の各カラーが展示されています。
アットホームな距離感で受講できるので、初心者も不安なくカメラについて学ぶことができます。
思わずカメラを向けたくなるさまざまな小物。芸術家のアトリエをイメージしたスタイリングだそうです。

ソニー

ソニーでもタッチ&トライとカメラレッスンを開催。鹿山千夏さんの料理撮影のレッスンでは、基本を押さえた詳しい解説に参加者たちは真剣に耳を傾けていました。

大画面テレビを使っての説明。惜しくも参加できなかった来場者たちはまわりで見学していました。
皆さん、お勉強モードです。講師の言葉を聞き漏らさないようにとメモを取る様子が見られました。
最新のα6000を使ってのレクチャー。交換レンズも複数試すことができます。

午後は山本まりこさんによるエアリーフォトレッスン。多くの聴衆が取り囲む盛況ぶりでした。エアリーフォト、本当に人気なんですね!

レッスンはいずれも定員あり。当選の文字を見て喜びの声を上げる来場者も見られました。
山本まりこ先生のレッスン。自分撮りや顔認識機能の紹介など機種に即した解説で、カメラの良さも実感できます。

富士フイルム

富士フイルムのブースは、テーブルやベンチを置いたくつろぎコーナーとなっていました。オリジナルグッズのプレゼントなどXシリーズユーザーや来場者へのスペシャルな特典のほか、コーヒーサービスまで。もちろん機材のタッチ&トライもあり、豊富なレンズラインナップに来場者は興味津々でした。

FujiFilm Cafeと称したブースでは、サービス精神あふれるおもてなしを提供していました。
お店と違って購入のプレッシャーなく機材を試せるのがイベントのいいところ。時間をかけて機材を吟味。
ベンチに腰掛けたクマくんと一緒に記念撮影。子連れパパの姿を見ることも少なくなかったです。
富士フイルムブースできょん♪さんをキャッチ。愛用のX-M1を片手に。ストラップもすてきです。

オリンパス

オリンパスのタッチ&トライコーナー。レトロデザインのカメラが花かごやグリーンとよくマッチしていました。

撮影台も兼ねた広い台なので、たくさんの方がスタッフに説明を受けながら試し撮りをしていました。
筆者も2、3の機種について詳しく紹介していただきました。それでもやっぱりカメラ選びって迷ってしまいますね。

また、オリンパスブース内には、 Leather Factory Roberu と工房 絲(アトリエ・スー)が限定OPENしました。職人お手製のこだわりのアクセサリーをその場で確かめて、購入することができます。

世代性別問わずに人気の高い革ストラップ。手に取って感触を確かめてから選びたいですね。(Leather Factory Roberu)
コサージュ? バッジ? 何かと思えばレンズキャップケースだそうです。デザインも機能もよく考えられています。(工房 絲)
レース調が繊細なストラップですが、耐久性や強度は公的検査機関のテストに合格しているそうです。かわいくて強いヤツです。(工房 絲)

キヤノン

キヤノンのタッチ&トライコーナーはほかとはちょっと違います。ミラーレスのみならず一眼レフカメラまで用意されているのです。コンパクトなEOS Kiss X7ホワイトからフルサイズのEOS 6Dまで。一眼レフも気になっているという人には絶好のお試しチャンスです。

来場の皆さんはミラーレスユーザーが多数派でしたが、いずれは一眼レフ…? レンズまで白いEOS Kiss X7ホワイトにもご注目。
こちらはEOS Mのタッチ&トライ。機材を知り尽くしたスタッフがついているので、安心して試せます。
スタジオポートレート撮影のサービスも行なっていました。モノクロームのおしゃれなプリント1枚をもらえます。
キヤノンブースで鶴巻育子さんをキャッチ。講演にワークショップに、忙しく活躍されていました。

ワークショップや人気のAcru受注会も!

各種のイベントは3階フロアでも展開されていました。

写真でざっとご紹介します。

エレベータを降りて最初に出迎えてくれるのはキャメラびと3人の顔抜き看板。ゆるかわエアリーに撮ってみました(こんな感じでいいのかな?)。
物販コーナー。キャメラびと3人の著書やポストカードなどを販売中。
「キャメラびとと巡るカメラ女子旅 世羅高原」のご案内。この夏も開催するそうです。昨年の様子はこちらのページをご覧ください。
ひときわ賑わいを見せていたのがアクセサリーショップAcruの受注会。この場にないカラーコーディネートの製品も注文可能です。文字の刻印もできるそうです。
バッグからストラップ、小物まで、手に馴染む本革の製品は大人気でした。お客様の合間からレンズをねじ込んでなんとか見せていただきました。
ちょっとユニークなイベントは、iwalaniさんの写真で占うフォトリーディング。「あなたの撮った写真をリーディングし、天から降りてきたメッセージをお伝え、より良き未来へ導きます」とのことです。
フォトリーディング受付ではパワーストーンのアクセサリーを販売。キラキラしていてかわいいです。
EOS 6D体験の講師は鶴巻育子さん。ある参加者が「人を撮ることがなかったので勉強になりました」と感想を述べてくれました。
3階ステージではむらいさちさんの講演が盛況でした。水中撮影の美しい写真をたくさん楽しませていただきました。

ハービー・山口さんがステージに登場!

盛況といえば、場所は再び1階ホールに移ります。

ステージでは午後一番に、ハービー・山口さんの講演が開催されました。

「カメラが作る、素敵な出会い」というタイトルの下で語られたのは、ハービーさんが若き日々を過ごしたイギリスでの日々や、人、カメラとの出会いについてなど。

さらに、昨年ハービーさんがパレスチナを訪れて撮影した子どもたちや人々の写真がスライドショーとしてお披露目されました。

ハービーさんのちょっぴり切なく甘いエピソードも交えたお話が、参加者の心を引きつけました。

コンテスト・写真展も盛り上がりました

さて、CAMERANDで忘れてはならないのが、写真展です。

100名の応募者の作品とキャメラびとの作品が勢揃いしました。テーマは「HAPPINES」。各々がイメージする「しあわせ」が写真に表現され、バラエティ豊かな作品が並びました。

やっぱり「ゆるかわ」「エアリー」なトーンが人気です。眺めているとふんわり優しい気持ちに包まれました。

どれも甲乙つけ難い力作ばかりですが、この中から協賛メーカー各賞とキャメラびと大賞が選ばれます。

キャメラびと3人から受賞発表前の総評コメントです。次第に会場は緊張感に包まれていきます。
固唾を飲んで見守られる各賞の発表。豪華副賞商品が読み上がられると客席から「おお〜!」の声が上がります。
キャメラびと大賞を受賞したのはchieさんでした。山本まりこさんから王冠とマントが授与されました。
思いもよらなかった結果にchieさんは感激の涙を隠せません。おめでとうー♪
最後に「バッサーン」と決めポーズで記念写真撮影。会場のみんなでハッピーな気持ちを共有させてもらいました。
chieさんの受賞作品「のほほーん」。「3匹の羊がキャメラびとの3人みたい」という選者=キャメラびとのコメントに会場がどっと沸きました。

さて、ドキドキしながらCAMERANDに初参加した筆者でしたが、冒頭に述べた3つの「ハテナ」に共感された読者もいることかと思いますので、実際どうだったのか最後にお答えしましょう。

「カメラ女子のお祭りってどんななの?」という疑問は以上ご覧いただいた通りです。

二つ目の「女子ばかりなの?」について、答えは「No」でした。

男性の方も意外といらっしゃいましたし(なので、安心していらしてください!)、女性の方も学生さんから50代の方までいろんな方がいらっしゃいました。写真についてもビギナーからベテランさんまで幅広く出会いました。

ここで、会場で少しばかり仲良くしていただいた3人組をご紹介。

左から、お嬢さんといらしたというミズエさん、ふんわりした優しい雰囲気のカズエさん、そしてレンズキャップまでおしゃれを忘れないトモミさん。お住まいも世代もバラバラな3人は、女子カメ Watchの愛読者だそうです!

3人にカメラ女子イベントの楽しみについて尋ねると、その一つにはやはり「出会い」があると言います。

「今日この場で、別のイベントで知り合った人と偶然会ったんですよ!」とトモミさんは嬉しそうに話してくれました。トモミさんはFacebookを通じた写真仲間との交流も広げているところです。

来場者の「かわいいストラップ率」は確かに高かったのですが、たとえストラップがかわいくなくても大丈夫。ここにはいろんな人がいます。いろんな人に出会って写真の楽しみを共有することがカメラ女子イベントの面白さなんだと心から感じることができたガールズフォトフェスタでした。

(2014/6/10)
1976年生まれ。カメラ誌出版社を経てフリー。カメラ雑誌や書籍での撮影・執筆を中心に、保育雑誌での撮影、その他依頼撮影などに従事。カメラはデジタル一眼レフと各種フィルムカメラを愛用し、フィルムカメラでは特にパノラマカメラHORIZONや中判カメラHASSELBLADがお気に入り。撮影テーマは、郊外、自然・アウトドア、子どもなど。ブログ:http://bashinote.blog.fc2.com