カメラの学校×シグマ 女性のためのレンズ体験会へいってきました♪

先日、カメラの学校主催のシグマの交換レンズを体験できる「女性のためのレンズ体感会」が開催されました。

講師にその江先生をお迎えして、スイーツをかわいく撮って、美味しく食べたレンズ体感会をレポートします!

用意されたシグマの交換レンズは、ソニーEマウントとマイクロフォーサーズマウントに対応するミラーレスカメラ専用レンズのDNレンズシリーズ。
講師のその江先生。スイーツからポートレート、風景までオールマイティな写真家としてご活躍されています。
彩りのよいケーキとかわいいペーパーナプキンが用意され、かわいくスタイリングして撮影しました。

カメラの学校」とは、スマートフォンからコンパクトデジタルカメラ、レンズ交換式カメラ、トイカメラまでの撮り方を3分動画で楽しく学べる無料サービスです。会員登録をするかFacebookアカウントで、誰でも利用することができます。

そのカメラの学校が主催する「女性のためのレンズ体感会」では、かわいいフンワリ写真を撮るためにカメラの機能や交換レンズによる写り方の違いを学びました。参加希望者がとても多く、抽選で選ばれた30名の方が参加されました。

用意された交換レンズは、シグマ DNシリーズの「19mm F2.8 DN」「30mm F2.8 DN」「60mm F2.8 DN」の3本。ミラーレスカメラ専用のDNシリーズは、ソニーのEマウントとマイクロフォーサーズマウントに対応します(2014年3月現在)。

最初にその江先生が、19mm、30mm、60mmのレンズで撮影した築地市場の写真を見ながら、レンズによる写り方の違いや、それぞれのレンズの特徴を学びました。

プロジェクターに作品を映しながら、焦点距離による写り方の違いや単焦点レンズを使いこなすコツを解説するその江先生。話を聞いた参加者の方からは「レンズの特性の違いの解説がとてもわかりやすかったです」とたくさんの声が聞こえました。
最初にその江先生からスイーツをかわいく撮るコツがレクチャーされました。
イベントが夜に開催されたので、窓から見えるネオンを玉ボケにして撮影します。
「60mm F2.8 DN」をつけて撮影。中望遠レンズのおかげで大きな玉ボケを作ることができました。

その江先生からのアドバイス

「単焦点レンズは、自分が動いて被写体の大きさやキレイな背景を探しながら撮りましょう」

「“写真は真実を写す”というのはウソです(笑) レンズによって写り方が変わるので、レンズの写る範囲を意識して自分のイメージを作り上げましょう」

「カフェなどのおしゃれな空間を一緒に撮りたいときは、19mmがオススメ。背景のものが小さく写るので遠近感が強調できます」

「人間の目で見たときに近い感覚で撮影したいときは30mmがオススメ。近寄ったり引いたりしやすく、使いやすいレンズだと思います」

「背景がごちゃごちゃして整理したいときは、大きなボケが作れる60mmがオススメです。背景が大きく写り、近づいてくるので遠近感がなくなります(圧縮効果といいます)」

先生のアドバイスを踏まえ、みんなでスイーツを撮りました。

参加者には、大きなケーキ1個とプチケーキ2〜3個ずつが用意。会場内を自由に使って、ケーキをスタイリングして撮影が始まりました。
夜景を利用して丸ボケを作る参加者も。
かわいいペーパーナプキンと木目のテーブルを背景に撮影。
こちらは人工芝を背景に撮影する参加者。
その江先生が参加者のところを回ってアドバイス。アドバイスを受けた方に感想を聞いてみました。「ケーキの上のゼリーをキラリと光らせるのと、光らせないのでは“美味しそう”がぜんぜん違いますね。ケーキの配置や自分が動いて撮影位置を探す大切さが学べました」
撮影後に希望者の作品をプロジェクターに映し、その江先生から講評がありました。

レンズ体験会のあとに、参加者に感想をいろいろ聞いてみました。

19mm、30mm、60mmのレンズでは、60mmのレンズが一番人気があり、大きなボケを作れるところが人気の理由でした。また今回の体験会で初めてレンズを交換した人も多く、単焦点レンズの楽しさ&ボケの大きさを実感できてよかった! という声もたくさん聞こえました。

「レンズを交換したことがなかったので、レンズで写り方がこんなにも変わることに驚きました!」

「2本目のレンズは何を買えばいいかわからなかったのですが、写り方の違いが理解できたら自分の買いたいレンズがわかりました」

「玉ボケの作り方を教えてもらって、うれしかったです。作り方を覚えたので、いろいろ撮ってみたいです」

「ほかの皆さんの撮影方法や作品を見られたことが、とても勉強になりました。また参加したいです」

カメラの学校はインターネットサービスだけでなく、イベントも多く開催しています。本やネットで勉強するのもよいですが、撮影会で実際に撮影すると写真はグッと上手くなります。気になる方は、イベント情報をチェックしてみてはいかがでしょうか。

(2014/3/29)
加藤マキ子(ツナ☆カメラ)
1981年生まれ。写真編集者。カメラ書籍を手掛ける編集プロダクションで女性向けのカメラ雑誌や書籍を多数手掛ける。その後、実用書系編集プロダクションを経て、2013年に独立。『光と色の写真の教科書 〜ふんわりフォトもこっくりフォトも思いのまま〜』『まりこ先生が教える やさしい写真の教室』などの企画・編集を担当。ときに、撮影や執筆も手掛けることも。仕事が好きで、マグロのように止まらず常に全力疾走中!