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ケンコー「カメラレインカバーDG」

~耐寒性能も備えた使いやすい防水アイテム

カメラレインカバーDG(Mサイズ)
 雨の日は撮影に出かけるのも億劫だが、雨の中でしか撮れない写真も少なくないだろう。そんな撮影をサポートするアイテムの1つが、カメラ用レインカバーだ。

 弊誌では先日、OP/TECHのレインカバー「Rain Sleeve」をレポートした。簡易な作りを採用し、繰り返しの使用には耐えないが、2枚入りで1,050円という低価格が特徴の製品だ。今回は、もう少し本格的なレインカバーを試してみようと、ケンコーの「カメラレインカバーDG」(Mサイズ、6,615円)を取り上げることにした。

 カバーの素材はPVC(ポリ塩化ビニル)で、雨合羽のような風合い。不透明のPVCを採用したのは、耐寒性を持たせるためで、低温でも固くなりにくいという。全体は乳白色だが、液晶モニターとカメラ上部右の表示パネル部分には、透明素材を採用している。液晶モニター部分は1mm厚のアクリル窓になっており、キズ防止用の保護フィルムも付属する。液晶モニターの大きさは3型まで対応。もちろんファインダーもここから覗くことができる。

 カメラへの装着は、内部のゴムひもをレンズに掛ける形で行ない、レインカバーの下側から出ているひもと面ファスナーでつないで固定する。ゴムひもは長さの調節もできるので、きっちり固定することができる。レンズ先端部分は、フード部分を面ファスナーで閉じる仕様になっており、カバーの内部に水は入りづらい。


全体は乳白色 ファインダーと液晶モニター部にはアクリル窓を備える

内部に、カメラ取付け用のひもが付く カメラに取付けたところ。ゴムひもは長さも調整できる

レインカバーの先端部分、レンズフードに触れる部分には、滑り止めを施している アクリル窓が傷つかないように、保護フィルムが付属するのがありがたい

 今回試用したMサイズは、標準ズームをはじめ、18~200mm、18~250mmといった高倍率ズームなどをサポートする大きさだ。同社では、さらに大きなLサイズ(6,615円)もラインナップしており、こちらは、70~200mm F2.8といった大口径望遠ズームレンズに対応する。

 Rain Sleeveなど筒状のカバーにカメラを通すタイプとは異なり、カメラレインカバーDGはカメラの上から被せるスタイルとなっている。下側が開く形になるので、カメラやレンズにアクセスしやすい。また、下部の周囲にはひもが通してあり、絞るとある程度閉じることができる。


レインカバーを装着したところ。普通の構え方で撮影できる アクリル窓を採用しているので、液晶モニターもくっきり見ることができる

 手持ちでの使用では、下部が開いているデザインのため通常の構え方で撮影できる。三脚への装着では、カメラを雲台に固定してから、レインカバーを装着する。

 レインカバーのフード取付け部分は上部に発泡素材の滑り止めが付いているため、高倍率ズームレンズなどを装着した場合でも、ズーム操作による長さの変化に合わせて、レインカバーが一緒に移動するので便利だ。


三脚に取付けたところ レンズ先端部分は、面ファスナーで閉じる仕組み

折りたためば、コンパクトに持ち運びできる
 アクリルの板を使用しているとあって、ファインダーや液晶モニターはかなり見やすい。また、アクリル板の取付けや、面ファスナーの縫いつけなど、作りは全体的にしっかりした印象。折りたたむと、思ったほどかさばらないのもいい。

 使い捨てタイプに比べると一見高価に思えるが、繰り返して使えることを考えるとかえって割安だろう。また、耐寒仕様なので雪の日でも使用できる。1つ用意しておけば、1年中活用の機会がありそうだ。



URL
  ケンコー
  http://www.kenko-tokina.co.jp/
  製品情報
  http://www.kenko-tokina.co.jp/d/4961607853184.html

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ケンコー、デジタルカメラ用レインカバー(2008/05/23)


( 本誌:武石 修 )
2008/07/03 00:00
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