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ソニーの4社共創アワード「THE NEW CREATORS」第2回グランプリが決定
- 提供:
- ソニーマーケティング株式会社
2026年7月15日 10:11
ソニーグループの4社が共同で立ち上げた写真と映像のアワード「THE NEW CREATORS」の、第2回グランプリ受賞作品が発表された。
「THE NEW CREATORS」は、年齢や経験、使用する撮影機材の垣根を取り払ったオープン形式のコンテスト。写真および映像作品で各部門を設け、次世代のクリエイター発掘と創作活動の支援を目的に掲げている。ソニーマーケティング、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント、ソニー・ミュージックレーベルズ、ソニーPCLが共同で設立した。
グランプリ受賞者には賞金100万円が贈られるだけでなく、ソニーのミラーレスカメラ(α7R VまたはFX3)の進呈や2年間の機材貸出、プロサポートの無償提供など、これからの創作活動を支える基盤が提供される。さらに、海外での世界最大級アワード表彰式への招待、銀座のギャラリーでの作品展示など、世界へ羽ばたくためのチャンスも用意されている。
早くも第3回の開催が決定しており、応募の詳細などは今後公式ページやSNSを通じて随時案内される予定だ。
写真作品 組写真部門
私は美瑛町で農業を営んでいる。雪に覆われた丘で行っているのは、春の農作業を少しでも早く始めるための融雪剤の散布だ。白い雪原に黒い粒を撒き、雪解けを促すこの作業は、長い冬を越えた畑を目覚めさせる最初の仕事でもある。観光地として知られる美瑛の丘も、私たちにとっては日々向き合う仕事場だ。厳しい寒さの中で仲間と作業を続けながら、この丘の風景は人の営みによってつくられ、次の季節へと受け継がしていく。
坪井智洋氏(作者による作品説明)
白と黒を基調とした詩情溢れる視点で切り取った、とても印象的な作品でした。正面から人物を見つめるまっすぐな視線、空から捉えた大地の様子、それらの組み合わせにもとても秀でた表現力を感じました。まるで私がそこにいるかのように伝わる、雪国の寒さや厳しさのリアリティ、そして春を撒くという言葉につながる、その中に美しさや喜びを見出す作者の感性が鮮やかです。
川島小鳥氏(写真作品審査員)
飛ぶ鳥が見たような空からの風景と、地表近く黒い煙のなかで働く人間達、そして、吹雪が顔に吹き付けた瞬間の表情。さまざまな視点を組写真の中で立体的に交差させ、働く人たちの息遣いを写真の中に感じた。自分たちが日々働く現場を写真により多角に捉えること。写真行為と労働が共にあることで表現されたのは、厳しさと共に、広大な大地が、そこに働く彼らだけに見せる表情のような光景なのだと思う。環境の内側からイメージを紡ぐことの意味を強く私に問いました。
志賀理江子氏(写真作品審査員)
映像作品 ショート部門
私たちは、目見えるものや与えられた情報を”事実”として受け取る一方で、何かを知覚する時、そこには必ず「解釈」が介在します。つまり、私たちの世界の見え方は常に主観と不可分であり、他者には別の”真実”が存在し得るのです。この映像では、1.事実がいかに不確かであるか、2.自分の世界が唯一の正解ではないこと、3.そして情報をどう解釈し、どのように向き合うかという”受け手の主体性”の3点を、論理的かつ幾何学的なオブジェクトの変容を通じて視覚化しました。物体がメディアや視点を変えることでまったく異なるものへと姿を変えていく過程を描くことで、「真実とは何か」を観る人に問いかける構成にしています。
tsuririn氏(作者による作品説明)
わずか1分という短い尺の中で、現代の映像を取り巻く状況に鋭く切り込み、「視覚に映るものは本当に真実なのか」という根源的な問いを投げかけた作品です。そして、その問いは作品の中だけで完結するのではなく、最後には観る者一人ひとりへと返されます。映像を「見る」という行為そのものを見つめ直させる作品でした。
大喜多正毅氏(映像作品審査員)
映像が持つ抽象性を十分に活かし、明確な主張や批評性を、巧みに作品の底流に埋めた、訴求力を持つ作品になっていると思います。脳裏に残るインパクト・作品の残像は、周到に用意された最後の言葉と相俟って、視聴者に今一度思考する機会を与えます。思わず吹き出してしまうようなエンターテイメント性すらまといつつ、「現在(いま)」を生きる作者の興味の方向性や強い創作的野心を感じさせます。
大友啓史氏(映像作品審査員)


