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クリエイターPCの新常識! 省スペースと性能を両立するミニタワー「DAIV」徹底検証
- 提供:
- 株式会社マウスコンピューター
2025年12月10日 07:00
写真や動画の編集に取り組むなら、パソコン選びにもこだわりたい。作業内容に合わせてパーツを選べるBTOは、そんなクリエイターにとって理想的な選択肢となる。
今回は、BTOで構成を選べるマウスコンピューターの「DAIV KM-A7G7T」を使い、Adobe Lightroom ClassicやAdobe Premiere Proの使用感を検証してみた。
見えてきたのは、省スペースに性能が盛れる素性のよいマシンという個性。小さくても妥協のない制作環境はつくれる――そんな発見があった。
タワー型PCというロマン溢れる世界を知ってほしい
写真愛好家のパソコン選びで着目したいのが「グラフィックボード」の有無だ。これがあれば、CPUプラスαの処理力で、RAW現像や動画編集、AI処理といった重い作業を高速化してくれる。
しかしながら、現在主流のノートPCはグラフィックボードを搭載している機種は少なく、本格的に写真や動画編集をしようとするとパワー不足を感じやすい。
もし「持ち運び」を前提としないなら、検討してほしいのが「タワー型」と呼ばれる据え置きタイプのPC。タワー型PCは箱型の筐体に主要パーツを収めた構造で、内部に余裕があるぶん、冷却性能や拡張性に優れ処理能力を引き出しやすい。
かつては「自作」のイメージが強かったが、マウスコンピューターのようにBTO(Build To Order)形式で構成を選べるサービスも充実しており、理想の1台が手軽に手に入る点も魅力の1つだ。
もちろん、懸念点がないわけではない。最大の難点は「大きさ」で、設置場所によっては圧迫感を覚えることもあるだろう。
しかしながら、マウスコンピューターの「DAIV」ブランドのようにコンパクトな「ミニタワー型PC」もあるので、大きさで敬遠するのはもったいないことだ。
なにより、タワーPCには“自分専用の1台”を組み上げる楽しさがある。
用途に応じて構成を選び、思いどおりの性能に仕上げられる自由度の高さ。それは、創作に情熱を注ぐ写真愛好家にとってロマンの塊のはず。本気で作品づくりに向き合うひとにこそ、タワー型PCという選択肢をおすすめしたい。
ミニタワー型の弱点を克服! DAIVが見せたケース設計の本気度
タワー型PCには「フルタワー」「ミドルタワー」「ミニタワー」の3種類があり、「ミニタワー型」はいちばんコンパクトなタイプだ。ちなみにDAIVにはフルタワーとミニタワーの用意がある。
一般的にミニタワー型PCは省スペースの代わりに内蔵できるパーツのサイズに制限があったり、冷却性能が低く熱が溜まりやすいというデメリットがあったのだが、マウスコンピューターのDAIVは違う。
ミニタワー型ながら、3連ファンの大型グラフィックボード(300mm程度まで搭載可)にも対応できる広さを確保。小型のグラフィックボードしか搭載できないというミニタワー型の弱点を克服した、クリエイター特化型のミニタワー型PCといえるだろう。
底面はほぼ全面にわたってメッシュ構造(取り外して水洗い可能な防塵フィルター)になっていて、外気を大量かつダイレクトに取り込めるためグラフィックボードの冷却効率が高い。
さらに、U字型の足で本体を浮かせて下部に空間を作り、あらゆる方向から空気を取り込む通気性のよい仕様で、まさに「冷やせるケース」という印象。
ちなみに、U字型の足は安定感に優れ、本体のぐらつきを抑える効果もある。
本体天面にはスリットを設け、そこに水冷式のCPUクーラーを配置。CPUとグラフィックボードという2大熱源から発生する熱を、下から上へと一直線に押し出す構造だ。
加えて、前面と背面にもファンを搭載することで、電源ユニットやマザーボード周辺の熱も効率よく排出し、熱による処理速度の低下を防ぐ冷却重視の設計思想が貫かれている。
この辺りはスペック表に現れない要素なので妥協するパソコンが多い中で、DAIVはしっかり作り込んでいると感じた。このケースのよさだけでも、DAIVブランドを選ぶ価値は高い。
A4用紙1.5枚分の面積で得られる圧倒的なパフォーマンス
DAIVのミニタワー型PC「DAIV KMシリーズ」のサイズは、幅が215mm、奥行きが480mm、高さが381mm(突起物含む)。設置面積的には、A4用紙の長辺を1.5倍した程度と考えると実感しやすい。
ノートPCユーザーの目線では大きく思えるかもしれないが、モニターやキーボードと分離して配置できるミニタワー型PCは設置場所の自由度が高く、机上だけでなく足元に置くこともできる。頻繁に位置を変えない限り、大きさが気になることは少ないだろう。
また、ノートPCのミニマムな作業環境と異なり、大きなモニターを離れた位置から眺め、手元にフルサイズのキーボードとマウスを配置したゆとりのある作業環境は快適だ。
その上、今回検証した「DAIV KM-A7G7T」なら、CPU+グラフィックボードのパワーで写真や動画編集が快適にこなせるのだから、大きさのデメリットが帳消しできるだけの魅力がある。
| OS | Windows 11 Home 64ビット |
|---|---|
| CPU | AMD Ryzen 7 9800X3D プロセッサ |
| グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 5070 Ti |
| メモリー標準容量 | 32GB (16GB×2 / デュアルチャネル) |
| M.2 SSD | 2TB (NVMe Gen4×4) |
| 無線 | Wi-Fi 6E( 最大2.4Gbps )対応 IEEE 802.11 ax/ac/a/b/g/n準拠 + Bluetooth 5内蔵 |
「DAIV KM-A7G7T」の最大の特徴は、最新のグラフィックボード「NVIDIA GeForce RTX 5070 Ti」(以下、RTX 5070 Ti)を搭載している点。
NVIDIA GeForce RTXシリーズ(下記参照)は定番のグラフィックボードで、その中でも5070 Tiはアッパーミドルの位置づけとなっている。4K60fpsの映像を複数トラック重ねたり、重めのフィルターを適用した動画編集にも対応できるモデルだ。
| モデル | AI TOPS | VRAM | 位置づけと目安となる用途 |
|---|---|---|---|
| RTX 5090 | 3352 | 32GB | フラッグシップ。ハイエンド3Dレンダリング、AI生成モデルのローカル実行に最適 |
| RTX 5080 | 1801 | 16GB | ハイエンド。8K30fpsの動画編集、複雑なカラーグレーディング、VFX処理 |
| RTX 5070Ti | 1406 | 16GB | アッパーミドル。4K60fps動画編集や高度な写真編集、AI画像生成も快適 |
| RTX 5070 | 988 | 12GB | ミドルハイ。4K30fps動画編集、RAW現像やレイヤー多用の写真編集に適応 |
| RTX 5060Ti | 759 | 16GB/8GB | ミドルレンジ。4K30fps動画編集や高解像度写真編集に対応。生成AIやノイズ除去も可能 |
| RTX 5060 | 641 | 8GB | エントリーミドル。FHDやWQHD動画編集、4K編集は軽めの素材なら対応可能 |
| RTX 5050 | 421 | 8GB | エントリー。FHD動画編集やSNS用の軽量な4K動画編集、写真編集入門向け |
RTX 5070 Tiは大型のグラフィックボードで、ミニタワー型では搭載できないパソコンが多いのだが、DAIVは余裕をもって搭載できている。
しかも、堅牢な金属製のサポートバーで重量級のグラフィックボードを支え、経年によるズレや脱着を防止するなど、長期間のハードな使用にも耐えうる信頼性の高い設計といえる。
CPUは「AMD Ryzen 7 9800X3D」で、こちらも最新のモデルだ。
処理速度に直結する「キャッシュメモリー」(CPUに内蔵されたメモリーのこと)の容量が大きいため、写真や動画編集の処理能力を底上げしてくれる。ゲーム特化型のCPUではあるけれど、予算があり動画編集が目的に入っているのなら選択したいCPUといえる。
ちなみに、写真や動画編集などの映像制作におけるCPUとグラフィックボード(GPU)の関係を簡単に説明すると、CPUの処理能力が高ければ全体的な操作のレスポンスがよくなり、GPUの性能が高いとエフェクトや書き出しなどの「加工」的な処理、そしてリアルタイムプレビュー表示のレスポンスがよくなる、というのが定説。
両者に性能差があると、どちらかがボトルネックとなり能力が活かせなくなるので、CPUとGPUは同程度の処理速度をもつことが大切だ。
その点、「RTX 5070 Ti」+「Ryzen 7 9800X3D」は互いの性能が引き出せるバランスのよい組み合わせの1つで、筆者がPCを作るとしたらこの組み合わせを参考にすると思う。
本体の天面にはUSB Type-A×2とType-C端子(どちらもUSB 3.2 Gen 1 5Gbps)を搭載。メモリーカードリーダーやキャリブレーションセンサーなどはここに接続できる。
背面にもUSB 3.2のType-A×3、USB 2.0×2、そしてUSB 3.2のType-C端子があり、キーボードやマウス、プリンター、外付けドライブなど常時使用する機器はこちらに接続すればOK。
映像出力はグラフィックボードに4系統(DisplayPort×3 / HDMI×1)用意されているので、4台の外付けモニターを接続することができる。
高性能を支える冷却設計の完成度
「DAIV KM-A7G7T」のベンチマークを測定しつつ、CPUとGPU(グラフィックボード)の温度変化を調べてみよう。
細かな数値の比較をするつもりはないが、ベンチマークの測定はCPUとGPUに長時間負荷をかける処理が行われるので、動画編集のような重い処理を行うさいの参考にもなる。
CPUの速さは「Cinebench R23」、GPUは「3DMark」というアプリで測定した。
前者の数値でLightroom ClassicやPremiere Proの通常操作や軽い処理、後者で重めの編集機能のレスポンスがイメージできると考えればOK。
ベンチマークの測定値とその間の温度変化は以下のとおりとなった。
【Cinebench R23】
・Multi Core:21,858pts
・Single Core:2,063pts
【3DMark】
・Steel Nomad:6,827
・Time Spy:24,334
【測定中の温度】
・CPU:53~56℃ / 最高84.5℃
・GPU:65~70℃ / 最高85.5℃
数値では基準が分かりにくいので、CPUのベンチマークが近いパソコンを探してみると、「Mac Studio(16コアCPU、40コアGPU搭載Apple M4 Maxチップ)」がある。
要するに、GPUを使わない処理、たとえばテキスト入力やブラウザ操作、軽めの画像補正などでは、Mac Studioと同程度のレスポンスと考えればいい。
プラスして「DAIV KM-A7G7T」にはRTX 5070 Tiのグラフィックボードが搭載されていて、GPUのベンチマークはMac Studioの約2倍。
Lightroomのノイズ除去やスーパー解像度、Premiere Proの4K動画のカラーグレーディングやエフェクト処理、書き出し作業などではRTX 5070 Tiの恩恵が大きく、そのレスポンスはMac Studioを上回ると考えてよいだろう。
温度に関しても、「DAIV KM-A7G7T」は安心できる設計という点が確認できた。
CPUやGPUに100%の負荷をかけた状態でも、温度はおおむね許容範囲内(85℃以下)に収まっており、突発的に85℃を超えてもすぐに適正な温度へと戻っていく。
ケース全体の冷却性能が高く内部のエアフローがしっかりと設計されているため、ファンが効率よく熱を排出してパーツの温度上昇を最小限に抑えているのだろう。
ファンの動作音も気になることはなく、静かな室内で使える点も本機の大きな魅力といえる。
LightroomとPremiereで検証! 創作を支える処理能力
写真編集ソフトの定番、Adobe Lightroom Classicを使い処理速度を検証してみた。
対象とした機能は、負荷の高い処理として知られる「書き出し」「ノイズ除去」「スーパー解像度」の3項目。
使用した画像は、1枚あたり約25MBのRAWファイル。それぞれ複数回測定し、平均値を算出している。
| 処理内容 | RTX 5070 Ti使用 | 未使用時 | 速度比(倍) |
|---|---|---|---|
| 100枚のRAWを書き出す | 24.56秒 | 37.47秒 | 約1.52倍速 |
| ノイズ除去 | 3.59秒 | 6.06秒 | 約1.69倍速 |
| スーパー解像度 | 1.95秒 | 5.98秒 | 約3.07倍速 |
CPU(Ryzen 7 9800X3D)のスペックが高いため、RTX 5070 Tiを使用しない場合でもAdobe Lightroom Classicは十分な処理能力を発揮するが、RTX 5070 Tiを使用することで処理時間が大幅に短縮されることが分かった。
とくに「スーパー解像度」では、約3倍の高速化が確認でき、作業効率に直結する差となっている。
続けて、動画編集について検証してみよう。
動画編集時にストレスを感じるのは、プレビュー再生が途切れたり、スクラブ操作の反応が鈍くなるとき。こうした不安定さは、パソコンの処理性能に対して映像データの負荷が大き過ぎるときに起こりやすい。とくに4Kや高ビットレートの素材を扱う場合、操作が重くなり処理が中断してしまう恐れもある。
そこで今回は、Adobe Premiere Proを使って4K60fpsの動画を編集し、実際の作業に近い環境で処理性能を検証してみた。
4本の動画をレイヤーに重ね、「トランジション」や「Lumetriカラー」を適用して負荷を高めた状態で試したところ、プレビュー再生やスクラブ操作は終始滑らか。
さらに、「ワープスタビライザー」(ブレ補正)や「ブラー(ガウス)」(ぼかし)などの重いエフェクトを追加してみたが、プレビュー再生やスクラブ操作が途切れたりもたつくことはなかった。
ちなみに、4K60fpsの1分の動画に「ワープスタビライザー」を適用した処理時間は約1分44秒。重いエフェクトなので効果が得られるまでの「分析」に時間がかかるが、十分に現実的な範囲といえる。
もちろん、分析が終わればプレビュー表示もスクラブ操作もレスポンスは良好。
以上の構成で実際に10分の動画を作成し、4K60fpsで書き出しを行ったところ、完了までにかかった時間はおよそ9分10秒。
4本の4K60fps動画を同時に再生し、各クリップ映像には色補正やエフェクト処理、トランジションが設定されている重いデータだが、実時間以下で書き出すことができた。
より現実味のある書き出し時間の目安として、4K60fpsの動画をトランジションでつなげた10分のデータも検証してみた。動画投稿サイト向けの動画を撮影して編集するイメージだ。こちらは約4分18秒と高速な結果となった。
| 編集ファイルの内容 | 合計時間 | 書き出し時間 |
|---|---|---|
| 4K60fps×4を重ねてフィルター処理 | 10分 | 約9分10秒 |
| 4K60fpsをトランジションでつなげる | 10分 | 約4分18秒 |
カメラにこだわるならパソコンにもこだわりたい
「DAIV KM-A7G7T」を使って実感したのは、スペック表では見えにくい「ケースの性能」の大切さ。ハイスペックなCPUやグラフィックボードは熱をもちやすいが、このマシンはその熱を効率よく外へ逃がしてくれる風通しのいい設計だ。
実際、ベンチマーク中は一時的に85℃を超える場面もあったものの、動画編集中のCPU温度は最高で61℃、GPUは38℃程度。アイドル時と比べてもわずかな上昇にとどまり、処理にはまだ余裕がある印象だった。
短期間ではあったが、仕事で使う編集用PCと置き換えて使っていたので、少なくとも写真編集や動画編集のプロが不満やストレスを抱かないスペックのパソコンといえる。
おそらく、多くの写真愛好家はもう少し性能を下げても快適に作業できるのではないだろうか。この辺りのさじ加減はBTOのメリットでもあるので、みなさんそれぞれに追及してもらえればと思う。
写真や映像制作において、パソコンはカメラやレンズと並ぶ創作のための道具だ。とくに動画編集では、マシンの性能が作品のクオリティを左右する。撮影機材にこだわるなら、編集環境にも同じだけの目を向けてほしい。
目的に合う1台を手に入れることができれば、それは長く使える「よい道具」になるはずだ。
自分に合った1台を見つけよう:ミニタワー型DAIVラインアップ紹介
ミニタワー型PC「DAIV KM」シリーズには、ベースとなるモデルが多数用意されており、それらをもとにカスタマイズすることができる。
DAIVのWebサイトでは「マンガ・イラスト制作」や「写真・動画編集」など、用途別におすすめ構成がまとめられているが、パソコンに詳しくないひとにとっては、そもそもベースモデルの選び方が難しい。似たような目的のモデルが複数並び、見分けがつかないことが大きな理由だ。
BTOパソコン選びの難しさは、裏を返せば「自由度の高さ」の証でもある。豊富なパーツの組み合わせが用意されているからこそ選択肢が広がり、用途別にまとめると微妙な違いで複数のモデルが登場する――そんな状況が生じてしまう。
写真愛好家がBTOでカスタムする際に注目すべきポイントは、下記に記した3点に絞られる。①②でベースモデルを選び、③でカスタマイズを加えるイメージだ。
では、DAIVのWebサイトの「性能から探す(ミニタワーIntel)」、「性能から探す(ミニタワーAMD)で、理想の一台を追求してみよう。
①グラフィックボードを選ぶ
写真・動画編集において最重要パーツがグラフィックボード。
種類が多くて、たとえば「AMD Radeonはダメなの?」と迷うかもしれないが、その疑問が浮かぶ時点で「NVIDIA GeForce RTX 50●●」シリーズを選んでおくのが無難だ。
理由は明快で、GeForce RTXはクリエイティブ用途で圧倒的定番だから。多くのアプリが優先的に対応しており、安定したパフォーマンスを発揮してくれる。
DAIVのミニタワー型PCでは、「5070 Ti」「5070」「5060 Ti 16GB」「5060」「3050」などが選べるが、2世代前の「3050」は除外して構わない。
予算に余裕があり、動画編集が主目的なら「5070 Ti」または「5060 Ti 16GB」がおすすめ。写真編集が中心なら「5060」で十分だ。
②CPUを決める
グラフィックボードを選ぶと、CPUの選択肢もある程度絞られてくる。
本文でも触れたように、DAIVではパーツ同士のバランスが考慮されており、速度的にちぐはぐな組み合わせにはなっていないためだ。
かつては「Adobe系アプリならIntel」「コスパ重視ならAMD」といわれていたが、現在はどちらを選んでも大きな差は感じにくい。実際、今回の検証ではAMDのCPUでもAdobeアプリを快適に使用できた。
CPUは世代ごとに多くの種類があるが、グラフィックボードに合わせて選べば、自然と適切な性能帯に収まってくる。ブランドにこだわらず、「価格差は速度差」と考えて、予算に応じて選べばOK。
③メモリー容量を決める
メモリーは「32GB」を基準に考えよう。
たとえば「5060」のグラフィックボードを選んだ場合、メモリーが16GBの構成もあるが、そのさいはカスタマイズで32GBに増設しておきたい。
「32GB以上は必要か?」と迷うかもしれないが、確信がなければ無理に増やす必要はない。64GBにするのは、明確な理由がある場合に限ってよいだろう。
この①②③の3ステップで、自分に合ったDAIVのミニタワー型PCを組むことができるはずだ。
カスタマイズ項目には、ほかにも多くの選択肢があるが、①②の選択で「性能に見合った構成」が自動的に組まれるため、細かい部分まで悩む必要はない。
追加でカスタムするなら、「SSD(M.2)」(いわゆるCドライブ)の容量を増やすか、「SSDまたはHDD」の項目で内蔵ドライブを追加する程度で十分だ。
パソコンとして使うには、「キーボード」「マウス」「モニター」も必要になるが、キーボードとマウスは好みに合わせて選べばよいし、モニターは写真表示に適したモデルを選ぶのが望ましい。
要するに、BTOでパソコンを作るときは、「グラフィックボード」「CPU」「メモリー」の3点をしっかり決めて、必要に応じてストレージを調整すればOK。
たったこれだけのことなので、むしろカメラやレンズ選びのほうがよほど難しいかもしれない。
DAIVのカスタマイズ画面には、マニアックなこだわりを反映できる項目も用意されている。興味がある人は、ぜひ公式Webサイトを訪れて、自分だけの1台を組み上げる楽しさを味わってみてほしい。














