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DxO最新ソフトを使って幻想風景をスピーディーに仕上げる

読者限定でNik CollectionとPhotoLab8が20%オフに

風景写真をより一層、幻想的に仕上げるにはレタッチ作業がポイントになる。レタッチと言うと、ソフトウェアの複雑な機能や調整項目を前に尻込みしてしまう読者も多いかもしれない。そんな人におすすめしたいのが、DxOのNik Collection7とリリースされたばかりのPhotoLab8。

プリセットを活用して微調整を行うだけで、簡単に幻想的な風景写真に仕上げられる。ここでは光芒の写真を例にして、ドラマチックに輝かせる方法を紹介してみたい。

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ニコン D750/AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR/40mm/マニュアル露出(F13、1.6秒)/ISO 100/WB:オート
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※本企画は『デジタルカメラマガジン2024年10月号』より転載・加筆したものです。

レタッチ手順

手順01:Nik Collection Color Efexからプリセット「ウォームサンセット」を適用

黄金色に輝く光芒は幻想的だ。今回、撮影したままの画像は光芒の色が白かった。もう少し太陽光線の印象を強めたい。

Nik Collection7のColor Efexに収録されている「ウォームサンセット」は暖色系のプリセット。プリセットの項目から「ウォームサンセット」を選ぶだけで、簡単に画像全体に暖色がかぶり、光芒もゴールドに輝く。

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手順02:PhotoLab8で明るさのベースを作るため露光とコントラストを調整

続いてPhotoLab8でベースとなる明るさとコントラストを調整する。全体の露光をアップしてから、部分的に明るさとコントラストを補正してくれるDxO Smart Lightingを使う。

自分で調整部分を指定することなく、AIが必要と判断したポイントのみ調整してくれるので、画像全体を見ながら、ハイライトとシャドウを中心に調整し、トーンカーブで微調整する。

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手順03:PhotoLab8で光芒を輝かせるために色温度で黄色を強める

色みを色温度で調整する。NDフィルターを使用してスローシャッターで撮影したため、全体がうっすら青かぶりしている。薄い色だった光芒が鮮やかな黄色になるようにRGBホワイトバランスの色温度を「高く(+)」方向に調整した。

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手順04:PhotoLab8で色づいてしまったコケと水流をHDRで元に戻す

色温度の調整で濃くなってしまったコケ部分の緑色と、前景となる水流の強い青色が気になる。特定の色の彩度や輝度を調整するにはHSLが便利だ。緑色を選択した後、彩度と輝度を調整してコケの存在を弱める。次に青色を選択した後、彩度を下げて青色を弱める。

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手順05:PhotoLab8で段階フィルタを使用して地上の風景を明るく起こす

光芒部分と画面半分の水面部分の明暗差が不自然だったので、地上部分を明るく起こして自然に仕上げたい。

段階フィルタを使用して地上部分を選択。光芒と地上の境界線が自然になるように、斜めに選択するのがポイントだ。露光とハイライトを少し上げて、上部の光芒部分の明るさに近づけた。

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Nik Collection

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1995年生まれ。2015年12月より本格的に風景写真を撮り始める。以来、独学で経験を重ね、地元 佐賀・九州を中心に日本各地の「まだ見ぬ1枚」を求め日々走り続ける。愛用するNikon Z 7&Z 6の広いダイナミックレンジを活かして「光」を意識した作品を好む。最近は熱気球に乗り撮影する「佐賀バルーン空撮」にも挑戦中。第67回ニッコールフォトコンテスト ネイチャー部門「U-31賞」&「入選」、SONY 第37回 「日本の自然」フォトコン プリント部門 「入選」、第69回ニッコールフォトコンテスト ネイチャー部門「入選」など