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写真文化と表現に根差したアプリケーション&プラグイン「DxO FilmPack 7」
- 提供:
- DxO Labs
2024年1月23日 07:00
DxOは、フランスを拠点に写真文化と歴史を大切に育みながら、写真編集用ソフトを多数手掛けている。いずれも、写真表現の多様性と奥深さを体感できるツールばかりだ。本記事では、その中でも特にユニークな「DxO FilmPack 7」について解説していく。記事の最後には「DxO FilmPack 7」に加え、フォトグラファーに人気の「DxO PureRAW 3」や「DxO Nik Collection 6」を20%オフで購入できるクーポンコードも紹介する。
※本企画は『デジタルカメラマガジン2024年2月号』より転載・加筆したものです。
銀塩フィルムの風合いを写真表現のエッセンスに
FilmPack 7は現像しながら写真史やフィルムの特徴が学べるユニークなソフト。好みのフィルムのプリセットを選ぶと自動補正されるが、単なるフィルターソフトではなく、追加編集も可能。効果の強弱はもちろん、ベースとは異なるフィルムの粒状感も加えられる。色相やトーンカーブも調整できて、往年のフィルムの質感を堪能しつつ、自分好みの色に調整できる。
POINT 01:ワンクリックで選んだフィルムのテイストに
FilmPack 7は好きなフィルムのプリセットを選ぶだけで簡単に色みやトーンを調整できる。まずは直感で自分の好きな色を探してみてほしい。LightroomやPhotoshopのプラグインとしても機能するので、写真の受け渡しも可能だ。
POINT 02:写真史をたどるようにプリセットが選べる
フィルムを選ぶときに何か指標がほしい。そんな人にはタイムマシン機能がおすすめだ。ニセフォール・ニエプスから始まる写真の歴史をたどりながら、その時々のフィルムを選べる。選んだフィルムの特徴を表示する機能もあり、現像しながら写真表現の変遷を学べる。
POINT 03:階調や色相を細かくチューニングできる
普段、現像ソフトを使っている人であればプリセット適用後、微調整もしたいだろう。FilmPack 7は基本補正である露出・ハイライト・シャドウなどの調整はもちろんのこと、HSLやトーンカーブも搭載。コントラストに関しては3種類が用意されている。
ポートレート&スナップにおけるプリセット使用例
FUJIFILM ASTIA 100:鮮やかさと美しい肌色を共存させる
・フィルム製造開始:1997年
・プリセット:Generic Fujifilm Astia 100
富士フイルムのカラーリバーサルフィルム「ASTIA 100」を模したプリセットを使用。人物撮影で特に気にするのが肌の色だ。特にヘアメイクが撮影に入るときは、メイクの色みを変えずに写真全体の色を調整したい。また肌の色は赤みを抑え、黄色みがある方が好みだ。このプリセットは肌の赤みを抑えつつ、コントラストを強めた写真に仕上げてくれる。
FOMA FOMAPAN 200 Creative:鮮鋭かつハイコントラストなモノクローム
・フィルム製造開始 :2000年代
・プリセット:Foma Fomapan 200 Creative
チェコのフィルムメーカーFOMA社製造のモノクロフィルムプリセットを使用。木の枝の力強さと非現実感を出すために、ハイコントラストになるモノクロフィルムを選んでいる。よりコントラストが低いモノクロプリセットを選べば枝の質感を確認できるようになるが、それだと木の存在感や現実感が強くなり過ぎる。枝を黒くつぶし、背景を白く飛ばすことで、枝の奇怪な造形美に着目できる。
Kodak Ektar 100:ニュートラルな色再現で理想の白を引き出す
・フィルム製造開始 :2008年
・プリセット:Kodak Ektar 100
プリセットの中でも特に扱いやすいと感じたのが「Kodak Ektar 100」だ。壁やTシャツの白に注目してほしい。元の写真ではグリーンとイエローが強いが、プリセット適用後はそれが抜けている。普段の現像でもグリーンとイエローの彩度を下げることがあるが、血色が悪い肌色になってしまうことがある。「Kodak Ektar 100」は肌色を維持しつつも、理想の白を出してくれた。
Kodak PORTRA 400:心地よい青空の描写と繊細なディテール
・フィルム製造開始 :2010年
・プリセット:Kodak Portra 400
ぜひ青空の写真に「Kodak PORTRA 400」を使ってみてほしい。元の写真の空の色はマゼンタ寄りだが、僕はグリーンに寄っている方が好きだ。このプリセットを使うと、ハイライトが強調された写真になることが多い。そのため、調整する際にはハイライトを-10~-30程度に下げることをおすすめする。繊細な粒状感でポートレートから旅のスナップまで幅広く対応できるプリセットだ。
ノイズ除去や光学補正の下準備に最適な「DxO PureRAW 3」
FilmPack 7を使用するための下準備として併用したいのが、DxO 「PureRAW 3」だ。僕は自然光での撮影が多く、ISO感度を上げることも珍しくないが、現像で過度に色や明るさを調整するとディテールや質感が損なわれる。「PureRAW 3」を使えばDxO独自のノイズ除去やデモザイク処理によって、高画質なベースデータに整えられて、写真の仕上がりを良くできる。
DxOの人気アプリケーションを20%オフで購入できる読者限定クーポンコード
購入時に下記のクーポンコードを入力することで、通常価格の20%オフで今回紹介した「FilmPack 7」と「PureRAW 3」を手に入れられる。さらに、8種類の写真編集用ツールを内包し、カラー写真やモノクロ写真を多彩に表現できることで愛用者が多い「Nik Collection 6」も20%オフで購入可能。なお、クーポンコードの有効期間は2024年2月29日までとなっている。
クーポンコード:PAR_DCW_G5YBC2ZYRVMA
クーポンコード:PAR_DCW_VOP030QNGA70
クーポンコード:PAR_DCW_6EBV2Z7M128K