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銀塩フィルムを再現する「DxO FilmPack 7」…明度マスク搭載。フィルム銘柄/プリセット数も増加

DxOは9月27日、銀塩フィルムの仕上がりを再現する写真編集ソフト「DxO FilmPack 7」を発売した。Windows版とMac版を用意し、税込価格は1万4,900円。FilmPack 6からのアップグレードは8,900円。

銀塩フィルムのイメージをデジタル写真に再現するというソフトウェア。本物のフィルムを解析してデータ化しているため、すでに製造が終わったフィルムの再現も可能だという。

FilmPack 6で実装された「タイムマシン」モードは、2世紀にわたる様々な写真の歴史的なスタイルを再現するもの。FilmPack 7で22の新たな歴史・出来事が加わえられ、本モードにおけるレンダリングスタイルのプリセットは、計94種類を数える。

タイムマシンモードでは、各時代に関する解説文も収録されている。

そのほか、アナログフィルムのレンダリングに加えて、現代のカメラで人気を博しているモノクロモードにも注目。5つのアナログフィルムレンダリングと20種類のデジタルエフェクトを追加。アナログレンダリングには、「Cinestill Redrum 200」「LomoChrome Metropolis 200」「Lomography Redscale XR 200」「Berlin Kino B&W 400」「Earl Grey B&W 100」などが含まれる。デジタルエフェクトではニコンと富士フイルムのスタイルを搭載しているという。

今回の追加により、再現可能なアナログフィルム数は89種類、デジタルスタイルは82種類となる。

フィルムの選択画面。各製品の説明も記載されている

操作面では、明度マスク機能を搭載。スポイトツールで画像内を選択することで同等の明るさを自動選択。明るさ、コントラスト、ハイライト・シャドウといった明度に関する微調整が可能となった。

なお同社は、RAW現像ソフトの最新版「DxO PhotoLab 7」も同日に発売している。

本誌:佐藤拓