6月号【雛田みか + オリンパスE-620】4週目
~オフショット編

 3週目で触れた「アートフィルター」。マイクロフォーサーズ機の「オリンパス・ペンE-P1」発表時に本体だけでなく、RAW現像でも対応するとのアナウンスがあった。これはナイスタイミング! シャッターを押す時はその効果に気をとられず、被写体に集中して撮影、後でのんびり現像しながら「あーでもない、こーでもない」と写真の上がりとにらめっこしつつ楽しくRAW現像できる。RAWで撮影する意味がまた1つ増えた。フィルターの種類によっては被写体を選ぶが、はまった時は抜群の雰囲気が出る。対応した「OLYMPUS Master2」が出たら是非試してみたい。

 今月はE-620に、高価で大きなズームレンズを付け撮って見た。ただ1週目に書いたが、どうしてもボディとのバランスが悪くなるのは仕方ない部分だ。やはりこのE-620に関しては、パンケーキレンズなど、ジャストフィットするレンズを使い、手軽に撮るのが向いている。レンズ交換できるので、ついついいろいろなレンズを付けてしまうが、ボディの設計思想みたいなものを考えるべきだろう。カメラも道具なので得手不得手はあるものだ。

 中央に1点だけ掲載しているグラビアは「ZUIKO DIGITAL ED 14-35mm F2 SWD」とストロボ「FL-50R」を使って撮影している。ズームの画角は28mm。35mmフィルムだと56mm相当だ。フォーサーズだと、このくらいの画角がグラビアを撮るには自然でちょうどいいような気がする。各メーカーから明るい単焦点レンズが出ているので、どれにするか迷っている時もまた楽しい。

E-620+ZUIKO DIGITAL ED 14-35mm F2 SWD+FL-50R
ISO100 / WB:オート / F4 / 1/160 / RAW (OLYMPUS Master2で現像)



 最後のオフショット2枚は、E-620とレンズ2本の大きさがわかるよう、みかちゃんと一緒に撮っている。レンズはもちろんだが、FL-50Rも結構大きい。4月号で「E-30」、そして今月号でE-620と、フォーサーズシステムが続いたので、しばらくはいいかなと思っていたが、冒頭で触れたE-P1が先日発表! できればこのコーナーで扱いたいと思っている。

actress雛田みかAVILLA
photographer西川和久
E-620
ZUIKO DIGITAL ED 14-35mm F2 SWD



西川和久
(にしかわ かずひさ) 1962年11月生まれ。もともとPC系のライター&プログラマーであったが、周辺機器としてデジカメを使い出してから8年。気が付くとグラビアカメラマンになっていたと言う特殊な経歴の持ち主。初めて使った一眼レフはCanon EOS DCS 1c。現在、dwango.jp(待受)のグラビアマガジン、着エロ系DVDのジャケ写などで活躍中!http://www.iwh12.jp/blog/

2009/6/26/ 00:00