7月号【渡辺万美 + キヤノンEOS Kiss X3】1週目
コンパクトなボディにギュッと詰まった高性能


 7月号は、渡辺万美ちゃんとキヤノン「EOS Kiss X3」の登場。6月に引き続き、梅雨というのに撮影の日は運よく晴れ。夏を感じる日差しだった。前後が雨だっただけにワンポイント狙いが的中した格好だ。2008年にEOS Kissを使ったのは8月号で「EOS Kiss F」。もちろんたまたまなのだが、Kissと夏には縁があるのだろうか?

 EOS Kiss X3の主な仕様は、有効画素数約1,510万画素のAPS-CサイズCMOSセンサー搭載、最大記録画素数4,752×3,168ピクセル、ISO100~3200(感度拡張ではISO6400/12800にも対応)、バッテリーはバッテリーパック「LP-E5」、メディアはSD/SDHCメモリカード、約92万ドット(VGA)3型TFTカラー液晶モニター……など。動画撮影やライブビューにも対応したキヤノンの入門機だ。

 使ったレンズは何時もの単焦点。「EF 35mm F2」と「EF 50mm F1.4」。レンズ自体もコンパクトでかさばらず、EOS Kiss X3のボディにもベストマッチ。しかも単焦点なので写りもいい。値段も明るい単焦点レンズの中ではまだ安価な方なので、レンズキットのズームレンズに飽きたらお勧めしたい2本と言える。

 写真はすべてRAW+JPEGで撮影、「Digital Photo Professional」(DPP)で現像し、小さい画像はPhotoshopで縮小、大きい画像はそのまま掲載している。レンズは上ブロックの中央と右下はEF 50mm F1.4、ほかはEF 35mm F2、ISO200で撮っている。下ブロックは、左上のみEF 35mm F2、ほかはEF 50mm F1.4を使用、ISO100となっている。そのほかの撮影情報はExifに残っているので、必要であれば見て欲しい。

 使った感想は、さすがに世代を重ねたEOS Kissシリーズということもあり、カメラの完成度は高い。操作性という意味では特に何の問題も無く撮影できる。ただ筆者の眼が一時期より悪くなってきているのか、それともこの日の体調だったのか、この小さいファインダーと小さい測距点は見辛く、こんなに明るい場所にも関わらず、けっこうピントを外したカットがあった。

 バッテリーはボディに合わせてコンパクトになっている。予備バッテリーは無く、1つでの撮影だったので気にしながら撮っていたものの、結果的にはインジケータも全く変化無しだ。ライブビューや動画撮影を主に行なうとどの程度持つのか不明であるが、ファインダーを使いスチルカメラとして撮影する分には結構長持ちしそうである。

 渡辺万美ちゃんは、身長164cm、バスト95cm、ウエスト59cm、ヒップ87cmと、かなり迫力のあるボディの持ち主。過去この連載中でも(多分)無かったタイプの子だ。さすがサンズエンタテインメント所属と言ったところだろうか。今彼女のプロフィールも見ながらこの原稿を書いているのだが、19歳だった。結構落ち着いていたのでもう1~2歳上かなと思っていた。(つづく)

actress渡辺万美SUNS
photographer西川和久
EOS Kiss X3
EF 35mm F2
EF 50mm F1.4



西川和久
(にしかわ かずひさ) 1962年11月生まれ。もともとPC系のライター&プログラマーであったが、周辺機器としてデジカメを使い出してから8年。気が付くとグラビアカメラマンになっていたと言う特殊な経歴の持ち主。初めて使った一眼レフはCanon EOS DCS 1c。現在、dwango.jp(待受)のグラビアマガジン、着エロ系DVDのジャケ写などで活躍中!http://www.iwh12.jp/blog/

2009/7/3/ 00:00