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FUJIFILM X100T
古風なルックスに斬新な機能。安定のシリーズ3代目
Reported by 本誌:折本幸治(2014/10/30 12:00)
FUJIFILM X100Tは、X100、X100Sに続くシリーズ3代目。APS-Cサイズ相当のX-Trans CMOS IIセンサー、35mm相当F2の単焦点レンズ、光学/電子切替可能なビューファインダーを搭載するレンズ固定式のデジタルカメラだ。
新機能の電子ビューファインダー(ERF)は、電子映像で作り出したフォーカス位置の拡大画像を、光学ファインダー(OVF)に重ねて表示するというユニークなもの。OVFの表示モードを拡張した位置づけになり、通常のOVFとの素早い切替も可能になっている。詳しくは後日掲載する新製品レビューで、その実用度を紹介する予定だ。
今回はスタイリングにも手が加えられ、若干モダンなテイストが取り入れられている。以前のモデルのファンからは賛否両論あるところだろうが、それでもフィルムカメラに近い古風で愛らしいルックスは引き継がれている。Xシリーズの特徴であるダイヤルやレバー類も健在で、カメラと戯れる楽しさは損なわれていないようだ。