デジカメアイテム丼
なぜカメラメーカーからレトルトカレーが? “OM SYSTEM カレー”を食す
2024年8月3日 12:00
\OM SYSTEM カレー販売開始🍛✨/
— OM SYSTEM JP (@omsystem_jp)July 16, 2024
OM SYSTEMは一人一人のアドベンチャーを応援します。
アウトドアライフを楽しくするオリジナル商品も提供してまいります。
OM SYSTEMと一緒に
アウトドアへ出よう。
ぜひこの味をご賞味ください!
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OMデジタルソリューションズ株式会社は7月16日(火)、X公式アカウントで「OM SYSTEM カレー」を楽天市場で販売すると発表。どういうわけか、カメラブランド名を冠したレトルトカレーである。
季節外れのエイプリルフールネタのようにも感じたが、OMデジタルソリューションズは、真面目も真面目。大真面目である。
そこで今回、早々に「OM SYSTEM カレー」を購入し、実食してみた。価格は1,200円である(送料は550円)。
なお、「OM SYSTEM カレー」はドライキーマカレータイプとのこと。キーマカレーとドライキーマカレーの違いを良く知らなかったので調べてみると、概ねキーマはひき肉を使ったカレーのこと。そして、ドライカレーは汁気の無い(あるいは少ない)カレーを指すようだ。
なので、「OM SYSTEM カレー」は、汁気の無いひき肉のカレーということになる。
ちなみに、製造はOMデジタルソリューションズ……ではなく、サンハウス食品株式会社。ハウス食品ブランドのレトルト食品OEMを手掛けている会社だ。家庭用では「ククレカレー」などのレトルトを製造しているので、知っている人は多いかもしれない。
今回、実食にあたっては、他のレトルトパウチ製品も用意してみた。1つは、ハウス食品(製造はサンハウス)の「レトルト ジャワカレー キーマカレー(中辛)」(約300円)。
もう1つがシジシージャパン(製造はサンハウス)の「CGC コク仕込みキーマカレー(中辛)」(約100円)。
最後に、無印良品(製造はにしき食品)の「素材を生かしたカレー トマトのキーマ」(約350円)だ。
食べ比べの前に、OMデジタルソリューションズからこのカレーについて、以下のコメントをいただいているので紹介しよう。
OMデジタルソリューションズは、1人1人のアドベンチャーを応援しています。カメラやレンズに代表される商品はもちろんのこと、カレーのような新しいOM SYSTEM商品を通して、アウトドアライフの充実を応援していきたいと考えております。
なんの事だと頭をひねってみたが、なんということはない。このカレー、楽天市場のOM SYSTEM公式ストアにおいて、「アウトドア関連」の「OM SYSTEMオリジナル」製品に分類されているのだ。アウトドア用途にかなう、開封時に飛散しにくいであろうドライタイプのキーマカレーを手掛けたということだろう。
電子レンジ調理は不可なので、調理方法としては湯煎となる(熱湯に3〜5分)。よくある「別容器に移して、電子レンジを利用〜」についても、具が破裂する可能性があるとして注意喚起されているぐらいだ。
なんとなく、製品のコンセプト的に屋外で調理してみようと考えていたのだが、昨今の猛暑で早々に諦め、素直に自宅で湯煎調理。
せめてもの抵抗として、カレーポットにいれて雰囲気をだしてみた。で、ここまでの感想は正直「?」。
というのも、スタンダードなレトルトカレーほどは水っぽく無いが、それでも「ドライ」と言うほどではない。
これは、比較用に購入したキーマカレーも同様で(これらにはドライと書いていないので当たり前だが)、想像以上に水っぽい。
とはいえ、比較で購入した3製品よりは粘性が高い。そしてなにより、肉感が凄い。誇張抜きにゴロゴロしている。
2種類の肉(鶏ひき肉と角切り牛タン)を使用しているそうで、歯ごたえ・大きさ共に牛タンの存在感が際立つ。
一方で、入っているハズのソテーオニオンや人参などは、溶け込んでいてそれほど感じられず。中辛でありながら、辛さは抑えており、辛さが苦手な人でも食べやすいだろう。
実際に、7歳の娘と食べていたが、用意した4食では本製品が一番好きとのこと。
食べ比べて思ったのが、味の方向性は、同じ製造元の「CGC コク仕込みキーマカレー(中辛)」が近い。が、こちらはニンニクが少々強くでていて、好みが分かれそう。
量については、「OM SYSTEM カレー」が最も多い200g。次いで、「素材を生かしたカレー トマトのキーマ」の180g、「CGC コク仕込みキーマカレー(中辛)」と「レトルト ジャワカレー キーマカレー(中辛)」が150gと続く。
量という意味でも、「OM SYSTEM カレー」は食べ応えがあり、オススメしたいのだが、素直にオススメできないところもある。それは値段だ。
本製品は、1食200g×2袋1セットで販売されており、1食分は600円となる。比較用に購入した中で最も高い「素材を生かしたカレー トマトのキーマ」(350円)よりも大幅に高い。
ワンコインを超えてくるので、常備・常食というのは少々厳しい。美味しいだけに、残念だなと思っていたのだが、コレが「アウトドア」という特別なシーンで考えたらどうだろう? せっかくのキャンプや車中泊で、ちょっとでも美味しいものを手軽に食べたいと考えるなら、選択肢の1つとしてアリだと思う。
ともあれ、驚くほどの肉感をもった「OM SYSTEM カレー」。カレー好きなら、挑戦してみてもいいかも? できれば、アウトドアシーンでどうぞ!