フォトアプリガイド

プロの写真補正 Likeカメラ

簡単操作でエフェクト→SNSで即シェア!

今回紹介する「プロの写真補正 Likeカメラ」(以下、Likeカメラ)は、「美白・照明」、「食事」「風景・花」「夕焼け」という4つのワンタッチプリセットエフェクトを搭載したカメラアプリだ。デジカメで撮影した写真データを簡単なステップで加工、そしてFacebookやTwitterにアップロードしたいというユーザーにオススメできる。

価格は200円。試用バージョンは1.3.0。

「Likeカメラ」は取り込んだ画像データの編集だけでなく、カメラ機能を備えた総合カメラアプリだ。FacebookやTwitterへの投稿機能を搭載しているで、加工後すぐにアップするといったことも可能。また画像取り込み時に、1:1の正方形画像にトリミングもできる。比率を変えたくない場合はそのまま「選択」をタップし、トリミングする際はピンチ操作で指定しよう。

画像を取り込み終わったら、後は編集画面下部の「美白・照明」、「食事」「風景・花」「夕焼け」をタップするだけでOK。自動で“アプリの最適補正”に調整される。

「元画像」をタップすればオリジナルの状態に戻せるのでいろいろ試すとよいだろう。

また、各エフェクトには「調整」機能があり、スライダーを動かして微調整が行なえる。例えば「風景・花」では、「光量」と「絢爛(けんらん)」という2項目が調整できる。

基本的に調整内容は選んだエフェクトに依存するため、調整内容に納得できない場合はエフェクト自体を選び直すのも考慮したい。

4種のエフェクトの内、「食事」だけはワンタップではなく追加アクションがあり、画像内の最も白い部分(皿など)をタップする必要がある。それにより補正・調整されるようになっている。

「調整」には、「食材鮮度」や「光量」といった項目が用意されている。

なお本アプリは、例えば「彩度」を「食材鮮度」といったように、PCの画像編集処理ソフトで一般的な用語を使わず、言い換えているのが特徴だ。概ね文字通りの調整ができると思ってよい。

「夕焼け」はワンタップ処理として赤味を帯びた状態になるが、「調整」の「日の傾き」を利用すれば、「朝」と「夕」の間で調整できる。ただし、「朝焼け」という割には、本アプリでは青味がかった処理になる。一方の「夕焼け」は赤味が強調される。

調整が終わったら、「保存」をタップしよう。その後、FacebookやTwitterへの投稿画面が表示される仕組みになっている。投稿しない場合は「カメラ」をタップ。投稿する場合は投稿先を指定し、テキストを入力後に「投稿」をタップしよう。

「Likeカメラ」は、「画像選択」→「エフェクト選択」→「テキスト入力」→「投稿」という少ないステップでFacebookやTwitterへと投稿できるのが特徴だ。エフェクトはSNSに投稿しやすい、いってしまえば人気のカテゴリだけに絞られており、エフェクトの付加もワンタップで終了する。デジカメなどから画像を取り込んでさえしまえば、極めて簡単に加工画像を投稿できるというわけだ。

ただし、調整時の名称が一般的な画像編集アプリとは異なるため、そちらに慣れている人は違和感もひとしおだろう。

一方で、画像編集アプリを使ったことがない、細かな加工が苦手というFacebookやTwitterユーザーであれば気にならないと思う。FacebookやTwitterへ手軽に投稿でき、手間なく加工できるようなアプリを探しているなら、チェックしてみるとよいだろう。