フォトアプリガイド
TiltShift Generator - ミニチュア風トイカメラ(iOS)
簡単、お手軽、でもハマっちゃう! アレンジ自在のトイカメアプリ
(2013/5/14 00:00)
「TiltShift Generator」は簡単にミニチュア風写真を撮影・加工できるアプリです。執筆時現在、App Storeで85円でダウンロードすることができ、iOS 5.0以降のiPhone、iPod touch、iPadで利用可能です。
このアプリが面白いのは、ただミニチュア風に加工するだけではなく、色味や明るさ、コントラストも調整することができること。ふんわりテイストの写真からギラリとしたビンテージ風まで、様々なテイストの写真を仕上げることができます。
まずアプリを起動して、その場でミニチュア風写真を撮る「カメラ」か、カメラロールから選んだ写真をミニチュア風に加工する「アルバム」かを選択します。筆者のオススメは後からじっくり加工を楽しむ「アルバム」です! カメラロールを遡って昔撮った写真を加工すると、またイメージの違った写真になって新鮮に楽しめます。
選択して表示された画像はすでにエフェクトが適用されていますが、ここから自分好みにアレンジしていきましょう。
ミニチュア風写真で一番大事な「ぼかし」ですが、タイプは丸・楕円・線の3種類もあります。これらはすべてピンチで大きさや適応場所を変えることができ、右のスライダーを使ってぼかしの範囲を変える事もできます。
種類の多さもですが、縦でも横でも自由自在にぼける範囲が変えられて、ぼかしの幅も好みでアレンジできます。
次にハマってしまうと抜け出せなくなってしまう「色調」の設定です。こういうのってちょっとのスライドでイメージが変わってしまうので、いじりだすと止まらなくなっちゃうんですよね(笑)。鮮やかさと強弱を強めにするとよりミニチュアらしい写真になりますが、ここはぜひ色々いじって出来上がりを見ながら試行錯誤していだきたいです!
最後にトイカメテイストが高まる「影」の設定、いわゆる周辺光量落ちの強弱調整をします。通常でしたら四隅が少し暗くなるくらいがちょうどいいでしょう。主題がわかりやすい写真でしたらぐっと絞ったように影を多く、明るいほんわかした写真でしたらまったく付けないのも楽しいムードになるのでオススメです。
すべての設定が終わったら保存して終了しましょう。画像はカメラロールに保存されます。また、TwitterやFacebookにアップしたり、メールで送信することもできます。
さてこのアプリ、ミニチュア風に加工するのが王道の使い道ですが、筆者はiPhoneで撮った写真をピントの浅い写真にしたいときにこのアプリのお世話になっています。
丸型のぼかしを使ってピントを合わせたいところを強調して、色調をナチュラルにもしくはトイカメ風にバランスを調整すると、iPhoneで撮った写真にも遠近感が出ます。その結果、画面内に邪魔な物が写りこんでしまった時にはその存在を消すことができるので、気軽に撮り過ぎて失敗してしまった写真をムードある写真に変身させるアプリとしてもオススメですよ(笑)。