写真展レポート

“星空写真”に挑戦したい人におすすめ…フジフイルム スクエア「夜空にかがやく星々の記憶」展が本日よりスタート

FUJIFILM SQUARE 富士フイルムフォトサロン 東京で7月26日(金)、企画写真展「夜空にかがやく星々の記憶 ~星空写真の世界へようこそ!~」がスタートした。星空にまつわる様々な写真作品の展示に加え、星に関する基礎知識が得られる内容だ。8月15日(木)まで。

FUJIFILM SQUARE正面入口

富士フイルムフォトサロン 東京の主要なスペースのほぼすべてを使い、星景・天体の区別なく星空に関する写真作品を展示。コーナー毎にまとめられ、それぞれ解説パネルとともに楽しむ趣向となっている。

天体写真家・天文イラストレーターの沼澤茂美氏が解説パネルを担当。もちろん、沼澤氏の写真作品も鑑賞できる。

星の基本情報から季節の星座、天の川などの切り口でコーナーが続く。

人気の天文現象についての解説もある。今秋訪れるという紫金山・アトラス彗星についても「彗星」コーナーで取り上げていた。

最新の宇宙望遠鏡で捉えた惑星や星雲などの写真も見応えがある。気象予報士の菊池真以さんによる「月の色は?」といった解説も、写真撮影の参考になるだろう。

圧巻なのが大サイズの星景写真の展示だ。今回の写真はいずれも富士フイルムの銀塩プリント技術で製作されており、特にこのコーナーでその画質を実感できる。ラージフォーマットカメラのGFXシステムで撮影した作品の展示もあった。

会場で配布されるクロスワードパズルを解くと、自分の誕生日の12星座をあしらった缶バッジがもらえる企画も実施している。

写真作品と解説の両面で、星空の世界を知ることができる本展。子供連れでだけでなく、これから星空写真の撮影に挑戦したい人にも観覧をおすすめしたい。

photo by Shigemi Numazawa
photo by Norio Matsumoto
photo by Yoshiki Fujiwara

会場

FUJIFILM SQUARE 富士フイルムフォトサロン 東京(スペース1・2・3・ミニギャラリー)

開催期間

2024年7月26日(金)~8月15日(木)

開催時間

10時00分~19時00分(最終日は14時00分まで、入館は終了10分前まで)

休館日

会期中無休

入館料

無料

出展作家(五十音順・敬称略)

上田優紀、榎本司、荻原誠、菊池真以、木村琢磨、高砂淳二、田村梨貴、恒松泰至、中西敏貴、成澤広幸、沼澤茂美、橋向真、東山正宜、藤原嘉騎、松本紀生、茂手木秀行、山下峰冬

主催

富士フイルム株式会社

企画協力

デジタルカメラマガジン編集部

後援

港区教育委員会・大阪市教育委員会・胎内星まつり 2024(新潟県胎内市)

監修

沼澤茂美(天体写真家、天文イラストレーター)

巡回展(予定)

富士フイルムフォトサロン 大阪
2025年7月18日(金)~8月6日(水)

本誌:折本幸治